まっくら森
絵マップ
にゅうらんど北部にはまだ誰も踏み込まない、昼なお暗い大きな森がある。
一方は湖に、一方は険しい断崖絶壁に囲まれ、どこまで続くのか、どれくらいの大きさなのか、いったい何があるのかさえもわからない。
恐ろしいかいじゅうが住んでいるとか・・・・・、
大きな地割れがあり、地の果てにつながっているとか・・・・、
海賊たちが盗み出した"完全なしあわせ"が、そこに隠されているのだとか・・・。
地図があるにはあるが 、噂や想像で描かれているそうなので、これが正しいか間違っているか解らない。森はどこへいっても空が見えないので、星や太陽を目印にできない。空間がねじれていて、近くのものが遠くに、遠くのものが目の前に見えたりする。磁気が狂っているので、こちらの世界のコンパスは使えない。時間がちがうので、こちらの世界の時計も役にたたない。もしあなたが、この森に踏み込むとしても、絶対に外なる常識をあてにしてはいけない・・・といわれている。
うわさによると・・・
- かいじゅうたちのいるところ:
- ほのかな光さえない、真っ暗闇のなかでうごめくや・つ・ら。恐ろしいまぼろしの怪獣たちも、出会ってみればユーモラスでかわいかったりしてネ。
- かいじゅうカルーセル:
- やつらはとてもこども好きあそび好きで、カルーセルや観覧車をつくって遊んでいるという。ただし動力源はかいじゅう力とか?
- ホーンテッドフォレスト:呪いの森
- えたいのしれない生き物や魑魅魍魎が、まっくら森のなかでひしめきうごめいている。ここは森?それとも・・・・・? ひょっとしたら、自分の心の中?
- メニューの無い料理店:まぼろしのレストラン
- 真っ暗闇のなかで、なんだかわけのわからない料理が出てくる。メニューもない。残しちゃいけないとか、肘をついてはいけないとか、恐ろしい声で注文がいっぱい飛んでくる。ウエイターもテーブルも何も見えない。
・・・・・・・うわさ・・なんですけどね。
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渡辺洋子(GEA01137@niftyserve.or.jp)
構成協力:久下洋一(PBB02053@niftyserve.or.jp)、独語:川村雪子(KHA04033@niftyserve.or.jp)
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