電動KG9Vol.2


チャンバーや細かいところの加工です。



 4.チャンバー回りのの加工
 メカボックスとチャンバー・レシーバーの関係はこの様になります。<Fig・8>
 メカボックスがレシーバーに無理なく収まり、チャンバーと同軸線上にあります。チャンバーは特別ネジなどでは固定はしておらず、レシーバーの左右を締め込むことで固定されます。
 配線などもメカボックスの横を通してやり、前方に抜けるようにしておきます。スペース的には余裕があるので簡単にコードを引き回せます。
 余談ですがメカボックスが汚いのは塗装するときに完全に分解せずにやってしまったからなんです。


 マガジンからチャンバーへ至るバイパスです。<Fig・9>
この様にマガジンの給弾口からチャンバーの給弾口まで2.5cm程あります。それを繋げてやらないといけないのですが、私の場合は銅で出来たL字パイプを2本使用して組み上げました。L字パイプはガスガンのパーツだったと思いますが、今でも偶に売っているので入手は困難ではないでしょう。
 そのL字パイプを「S」字型に組み上げ、仮止めした後に回りをABS板とプラリペアで固め一つのブロック状にしておきます。その後、マガジンの給弾口にはまるようにアルミのパイプを継ぎ足します。
 その様に出来たバイパスブロックを左側のレシーバーに位置を決めつつ接着します。この時、メカボックスとチャンバー・マガジンなど給弾に関係したパーツは全て仮止めした上で正確に位置を決めて下さい。ここが上手く行かないと給弾が非常に調子悪くなります。
 HOPチャンバーはこの様に出っ張りを削ってしまいます。<Fig・10>
 メカボックスとの接合部の段とバレル固定部分を除いてただの円筒形状に削ります。削る時はカッターなどの刃物で切り落とした方が無難だと思います。
 また、(少々話は前後しましたが)チャンバーの給弾口はバイパスとの折り合いを付けた後にテーパー加工をしておきます。これで多少バイパスとの接合部がずれてしまっても何とかなる(かも?)と思います。
 HOPチャンバーの固定は元々のチャンバーに挟み込んで行いますがそのために写真のようにプラリペアでチャンバーの場所を作って上げます。<Fig・11>
 本当はそのままで挟み込むだけだと簡単だったのですがそれでは少々がたつきがありますのでプラリペアなどを流し込んできっちりと固定されるようにします。
 随分といい加減な方法と思われるかも知れませんが、メカボックスをはめ込んだ上でチャンバーを挟み込んでやればかなり正確に軸線は出せます。もし失敗してしまってもジュラコンにはプラリペアは接着しませんので簡単に剥がれますからもう一度盛ったところを削って挑戦してみると良いかも知れません。
 HOPを可変させるための調整ネジです。<Fig・12>
 丁度HOPチャンバーの窓の上にネジ穴を開け、このネジでHOP調整をします。
 アッパーレシーバーまでこの穴を貫通させれば分解しなくともHOP調整が出来ますが私は外観が崩れるのがいやだったのでアッパーレシーバーまでは穴を開けていません。代ってHOP調整には分解してアッパーレシーバーを取り去ってやらねばなりません。
 しかし一度調整してしまえばほぼ要件は足りてしまうのでこの方が良いと思います。
 それから、モナカの真ん中にネジを切って行くので制作時には左右のレシーバーをしっかりと締め付けた上で穴開け&ねじ切りの加工を行って下さい。また、穴を開ける付近に空洞がある場合はそこのプラリペアを流し込んで置くと安心して加工が出来ます。



以上でVol.2を終わります。

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