お友達させていただいている「ウィズロー」さんからある日小包が届きました。開けてみるとそこには私も知らないようなブリキの鉄砲が山ほど・・・。 聞けば、昔ある人が集めていた物を譲り受けた物とか・・・。これは是非とも紹介せねばと言うことでこのページになりました。 私はもうこの時代は知らないのですが、きっとなつかしく思われる方もいらっしゃるでしょう。 今回は巻玉鉄砲・平玉鉄砲と水鉄砲・音鉄砲・コルク鉄砲・銀玉鉄砲・用途不明鉄砲に分けて紹介いたします。 水鉄砲・音鉄砲・コルク鉄砲・銀玉鉄砲・用途不明鉄砲編に行かれる方はこちら |
???製 DRAGON |
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機関部後部の「DRAGON」の図柄は、西洋の龍をモチーフにしたらしく羽が生えています。特筆すべきはこの手の銃には珍しくオープンサイトが付属していることです。 またバレルの下側には2本の小さなバレルが付いており、コンビネーション銃をモチーフにした物なのか、リボルバーのエジェクターをモチーフにした物かは分かりませんが、この様な形にすることでバレル部の強度を持たせた物と思われます。 |
WORLD製 ??? |
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これは銃身部分も一体のプレス成形になっていて前述の「DRAGON」とは別のデザインになっています。この方が子供達の過酷な使用状況にも耐久面で不安はないのでしょうがやはり銃身部が「パイプ」状に加工されている方がリアリティーが有るとも言えます。 巻玉装填時に銃の一部分が跳ね上がるよりも、銃身を折り曲げた方が格好良く映ったと想像します。 |
???製 BEST |
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実際、私はこの様な銃身分離タイプを使用したことがありませんでした。年代的に昭和30年後半から40年代前半の物ではないかと予想しています。 |
???製 REPEATING HAWK |
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当時の子供達にもエングレーブは人気があったのでしょうか?それともただ平面にしておくとこれも強度的に辛いという問題が有ってのことなのでしょうか?もしかすると設計者の趣味かも知れませんが・・・。 この銃は程度がかなり良好で、装填口のレバーをずらすと装填口が勢い良く開きます。私は昔この感じが好きだったので感動してしまいました。 |
???製 DIA |
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実際子供の玩具としてはこの様なプラ製の方が安全で壊れにくいと思われますから、仕方のないことなのかも知れません。 しかしながら最近の実銃の世界を見ていると20年前に駄菓子屋鉄砲で起こった改革が起きているようにも取れ、改めて日本の玩具の先見性と優秀性を感じました(笑)。 |
???製 MP PILOT |
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モデルは完全にリボルバータイプ。しかしながらプレス製なので僅かにそのディティールを残すのみです。 |
KING製 ??? |
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WORLD製 REVOLBER SHOOTS-100 |
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実際このモデルは「COLT」社製リボルバーと、S&Wを足して2で割った様な感じのデザインです。シリンダーのモールドの回転方向を見ても、左側面はS&W、右側面はCOLTとなっております。何とも大らかな・・・・。 このくらいの大きさのモデルになってくると、メインウェポンとしての存在感に溢れています。 |
KING製 CHIEF'S SPECIAL NO.600 |
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更にフレームにはNO.600とシリアルNOまでもが・・・ しかしながらこの銃もシングルショットと言うことで余り人気がなかったように思えます。 |
TIGER製 ??? |
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オールプレス製の平玉・巻玉鉄砲というのは多分銃本体の空間でかなり音が共鳴したのではないかと思われます。実際この銃でも、ちゃんと銃口には穴が空いていますし、チャンバー付近には音抜け(か若しくはガス抜けのため?)の隙間をわざわざ作って有ります。 音と火花・・・やはり美味しいところをきちっと押さえて有ると思わざるを得ませんね。 |
???製 RABBIT |
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左側から順々にハンマーが倒れて行く様は結構くる物があります。 黒くぬられ、またデザインも無骨なのですが「平玉火薬で連続発射したい!!」と言う子供の気持ちに答えた素晴らしい製品だと思います。 |