IRA仕様 フルオートガバ




 ストックなどの解説です。



 4.ストック・フォアグリップの製作

 IRA仕様のガバのもう一つの特徴と言えば「安っぽいいかにも地下工房で作ったカンジなストック&フォアグリップ」です。元々表面仕上げが不得意な私としましてはいつも通りに工作すれば良いハズなので、非常に気楽に作ることが出来ました。
 まずパイプストックです。これには10mmのアルミパイプを利用しました。全部で3箇所ほど曲げなければなりませんが、今回は(も?)手を抜きまして、大体の寸法を採った型紙に合わせて「うりゃ!」と曲げました。
 結果は・・・2勝1敗。2箇所は上手く曲げられ、割れやヒビなど無く曲げられましたが1箇所だけはパックリと割れてしまいました。
 しかしそんなことでは「地下工房のIRA」の気分には浸れません。溶接代わりのポリパテを詰め込み、それっぽく削ってOKにします。
 それが出来たら、ストックの取り付け基部を製作します。ストック側の基部は10mm厚のアルミの板と3mmのアルミの板を積層させてネジ止めして大きな「コ」の字状の基部を作ります。
 そこに6mmのネジを2本立ててパイプストックの取り付けとします。そしたら先ほどのパイプストックの中に外径9mmの何かのエアガンのインナーパイプをはめ込んで基部から生えてきた6mmネジを差し込んでしかりと接着します。
 ストックが基部に取り付けられたら、基部の真ん中に今度はロック用のネジを立てます。
 それと平行して銃側の基部も作ります。ストック側の基部と同じ構成で作ることで、取り付け時のガタを無くすことが出来、又取り付け部分に段差が出来ずに済みます。
 銃側のストック取り付け基部はガバのメインスプリングハウジングに取り付けます。その時、ミリガバのメインスプリングハウジングがカーブを描いていますので、きっちりと取り付けられるように、「背」の部分をヤスリで削って「面」を出しておくと良いでしょう。
 ロック用のネジ穴は当然銃側の基部の方にも開けてしっかりとストックが止まるようにします。
   フォアグリップはガバ用のプラグリップを利用して製作しました。
 プラグリップを上下逆さまにして、2枚のグリップの間に、これ又何かのインナーバレルを挟み込んで(このパイプが取り付け用のネジが通る穴になります)接着。そしてその隙間にはポリパテをガンガン詰め込んでそれっぽい形に削り込んで行きます。
 表面は100番くらいの紙ヤスリで削り、木目のような物を再現します。そして適当にムラムラに塗装。マジックやその辺の汚そうな色を刷り込んで行くと仕舞いにこの様な風合いの物になります。
 フォアグリップが回転しないように回転止めのピンも打ち込んでおけばOKです。

 5.グリップの制作

 グリップですが、シアがフレーム側面に飛び出しているのは「スーサイドナンブ」っぽくてNGですので右だけでもそれらしい物を製作しましょう。
 基本的にノーマルのプラスティックグリップを少々幅増しして、フルオートシア用の切り欠きを付けフルオートASSYが邪魔にならないようにしてあげればいいのです。
 この作例では、ノーマルグリップに1.2mmのプラ板を短冊状に切った物を張り付け厚みを増し、フルオートASSYの部分には、アルテコのSSP HGを使って造作してみました。
 具体的には、フルオートASSYとフレームにマスキングをして置いて、フルオートASSYの部分を切り欠いたグリップを仮止めしておきます。そこにペースト状になったSSPを盛りつけ硬化を待ちます。
 硬化した後に、マスキングを取り、フルオートASSYの作動に影響がないことを確認した後、外観を削りだして行きます。
 このグリップ外観も「地下工房で作られたIRA仕様」と言うことを頭に入れて多少雑に作っておくのが良いようです。
 塗装もフォアグリップの所で書いたように、汚く仕上がるように心がけましょう。

 6.完成

 とまぁ、細かいところあり、大雑把で良いところありと、工作の醍醐味が詰まっていたと思うのですがいかがだったでしょうか?
 本当なら、20連発仕様のロングマガジンを作って公開する予定だったのですが、工作が難航していて未だに出来上がっておりませんです。
いい加減暇を見てやらにゃぁと思っているんですけど、なかなか・・・・。

 最後にもしお暇がある方は秘密画像
も見てみて下さい。


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