その後物件4

その後物件4

 私の場合,歩く範囲がある程度限られているので,同じ街同じ通りを何回も歩いたりするわけなんでした。そうするとやはり以前あった物件がどんな風になっているか,そこへ目が行ったりするわけでありますね。
 このシリーズはその名のとおり,以前紹介した物件のその後を紹介していこうというものであります。

 という,その後物件のその4であります。最近は特にあんまり新しい街を歩いてないからその後がいっぱいあるぞ。


 これはもうなんだか毎回出てきてるような気がしますけれども,某フードセンターの矢印物件であります。
(以前の物件:その後物件3

 厳密には「その後」ではなくて,以前の物件とは別の場所にあるカンバン。別の場所にあるから書いてある内容も違っているわけですけれども,その表記ルールも違っているために,ふたつあわせて見るともう何を信じていいやらわからなくなるわけでした。

 ちなみに,今回の「4つ目の信号左折」のカンバンは交通量の多い国道に掲げられたカンバンであり,以前の「手前信号左折」はそこから折れた比較的交通量の少ないわき道に掲げられているものであります。

 してみると,「手前信号左折」は信号ひとつ分だし交通量が少ないから車をバックで移動させることができるけれども,「4つ目の信号左折」は信号4つ分の距離があるし交通量が多いからバックしようとすると危なく,Uターンする必要があるんでありますね。それで,あえて表記を変えているのかもしれないんでした。

 まぁ,そんな細かい気を配るなら最初から矢印の書き方を変えればいいわけですが。


 こちらは,某本屋さんの店舗側面。特におかしなところもないですけれども,以前と比べると変化があるわけでした。
(以前の物件:几帳面物件

 以前は「某CDビデオ書籍販売店の店舗側面」と書いてましたけれども,もはやビデオというのもDVDなんかに駆逐されつつある今日この頃であります。
 いや変化というのはそこではないんですけれども。

 お店の事業内容自体はそれほど変わってないようなんですけれども,イメージカラーとかそんなのが変わったようで,店舗のカラーリングが変わったようなんでありますね。
 それで,以前の物件にあったキャビネットの色塗りも消えてしまったわけでした。ちょっと惜しいところであります。

 しかしよく見るとキャビネットはもちろん,以前は塗られていなかったドアや換気扇,メーター類やパイプなんかが今度はしっかり色塗りされており,几帳面さは健在であることがわかるんでした。


 こちらは消防署(なのかどうかわからないけれども,そのような施設関連の建物)。以前の物件はだいぶ前のものであります。
(以前の物件:ファイヤー物件

 その経過した年数を物語るように文字は欠けてゆき,「火」のみが残ったようなんでした。他が消えたのに火だけが消えなかったというのは,なんというか消防としてどうなんであろうかと思ってしまうわけでした。
 まぁ,「の」だけが残るよりはまだわかりやすいような気もしますけれども。

 

 そしてこちらは去年「来年どうなっているか楽しみ」と書いた,例のアレであります。
(以前の物件:カウント物件

 本当は年末か年始あたりにやろうと思っていたのだけれども,去年は雪が早かったので見にいけなかったりしたんでした。それはともかく。

 3年前が7割引,2年前が8割引,去年が9割引だったから今年はどうなるのかと思っていたら,9割引は変わりなし。千円均一も変わりなし。

 じゃあまったく変わりないのかというと,さにあらず。去年は「一万円以上の品どれでも9割引」だったのが今年は「2万円以上の品どれでも9割引」だし,去年は「一万円以下の品どれでも千円均一」だったのが今年は「どれでも千円均一」なんでした。

 どうもビミョーにお得感が増しているようでありますね。なんといっても「タマゲタ値段」の「オオバカ値段」でありますし。

 どうやらこのお店のカウントダウン,「5…4…3…2…1…0.9…0.8…0.7…」と続いていくというギャグの定番をやっているようであります。
 多分,世界の終わりがやってきたあとも閉店9.999999割引をやっているであろうと思われるんでした。

「手前左折」は新潟市(白根)・十五間あたり。
「塗りなおし」は新潟市(白根)・十五間あたり。
「消え残り」は新潟市(白根)・能登2あたり。
「永遠カウント」は新発田市・住吉町1あたり。