よみびと知らずさんの作品(mckoro@grape.ifnet.or.jp)


 その昔、「Gun誌」のフリーボード上にてP210のマグナブローバック化をしている方がいると聞きメールを出したことがありました。その方がよみびと知らずさんで、最近は私の「GUN SMITH BBS」の方でも、楽しいお話を聞かせていただいております。
 そのよみびと知らずさんのP210の製作途中の画像を送ってくれたので、ここに取りあえず暫定的に公開しようと思います。


P210全体の構成




 全体を見ると、オーソドックスなマグナブローバックの構成に準じて製作されているのが分かります。
 ただし、ベースとなった銃がマルコシの(多分コッキング)P210ですから、殆どのパーツを自作、若しくは大改造して有るようです。
 ブローバックユニットの移植というのは大変難しく、各重要部品のクリアランスを計算して行かないとまず動くようには製作できません。
 よみびと知らずさんのお話では製作には2年ほど掛かっているようです。

P210各部分


 スライド内部、ブリーチなどの固定が良く分かるカットです。
 ブリーチ・シリンダーなどはタナカP220を使用しているそうで、スライド内部にはブリーチを固定するためのしきりがABS板で作られています。
 また、エジェクションポート前部にはバレルのロッキングのためのロッキングラグが見えます。
 ベースになったマルコシのP210はスライドは一体成形なのでそこそこ強度があるのでいいのですが、反面各部品のセンター出しするのが非常に難しく、苦労させられる所でもあります。
 ハンマーユニットです。これらは殆どが真鍮板の削りだしで製作されていて、ハンマーなどはハンマー後面のえぐりを再現するために実に7枚もの真鍮板を重ねてあるそうです。
 ハンマー後部の剔り等は本当はスライス板などの工具が有れば簡単に出来てしまうのですがこの様な解決策もあるのです。
 ただよみびと知らずさんに寄れば、重ねて、ロウ付けのハンマーは結構割れてしまうそうで、更なる解決策を模索しているようです。
 実銃がそうであるようによみびと知らずさん製作のハンマーユニットはそれ単体で取り外せるようになっており、非常にリアリティーが高いものとなっています。
 ただ、仰るにはハンマーの軸が少々ずれていて、コック位置が違うと言うことで作りなおしをなさるようです。私などはそんなことには全然気にしない質なので本当に頭が下がります。
   バレルユニットです。インナーバレル固定式、ダミーアウターバレル方式(WAと同じ方式ですね)のようです。
 アウターバレルやインナーバレル基部を真鍮板で製作されているので強度的に問題無い物に仕上がっているのでしょう。特にアウターバレル基部は結構力が掛かる場所でもあり、この様な工作が必要です。
 ここをABS板などで製作しようとすると各部の肉厚などでかなり苦労させられると想像できます。
 リコイルSPの根本等も非常に上手くまとめられているようです。
 エジェクションポートから見たシリンダーユニット・マガジン上部の様子です。
 ここを見ているとまるで製品のような完成度です。マルコシのP210はなかなかリアルな出来でエジェクションポートやグリップ後部のラインなどはMGCのモデルガンよりずっとリアルです。
 私がP210ブローバック化に挑戦する時は、ハンマーユニットなどはMGCのモデルガンの物を流用しようか、それともまんまWAのガバメントを流用しようか考えていますが・・・。
 なんにしても私のP210は暫く時間が掛かりそうです。
 これを見てしまうと本当に時間を掛けてじっくり取り組まないといかんなぁ・・・。と思う今日この頃です。うぅぅ〜〜ん難しそう。


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