KSC/EDGEに関するFAQです。 新しい質問や質問に関する解答はGUN SMITH BBSの方か私宛のMAILを頂ければ順次追加して行こうと思っております。 又ここに紹介しているトラブル解消法が貴方の持っている商品に当てはまらない可能性があります。実際に加工などする場合は御自分でも十分調査をした上で御自分のリスクでなさって下さい。 またもし他の方法などが見つかったり、最悪失敗した場合もその状況を詳しく教えて下さると後に続く方のデータになります。 宜しくお願いします |
98/10/30発売 KSC/EDGE
98/11/07更新
NO. |
質問 |
解答 |
001 | スライドストップが外しにくい | スライドストップの内側の出っ張りが大きく、スライドに切って有る半円形状の切り欠きから抜けにくいです。 分解時にスライドストップを抜くときに、開いたエジェクションポートに指を入れて内側から押し出すと少しは楽に分解することが出来るようです また、スライドストップ内側の出っ張りの高さを少し削ってしまっても作動に問題ないと思われます。 |
002 | スライドストップが利かなくなる (ホールドオープンしない) |
EDGEのスライドの材質が柔らかいこととスライドストップの形状・作動角の不足からスライドの切り欠きを「ナメて」仕舞うことが原因です。 スライドの材質はKSC側の対策を待つしか有りませんが、1番力が掛かると思われるスライドの切り欠き部分に薄い金属製の板(ジュースのアルミ缶など)を張り付けるとかなり強度が増すと思われます。 スライドストップの形状は、本来直角に近い形状の方がスライドの切り欠き部分に対してしっかりと引っかかって「ナメる」事が少ないのですが、現状では角が丸められていて、マガジンをはめていないとホールドオープン状態を維持できないモノや酷いモノは全くホールドオープンしなくなる個体も存在します。 そこで、スライドストップの角を直角に近くなるように削り込んであげると改善されるようです。 それから、スライドストップ自体の作動角がかなり不足している個体もあるようなので、その場合は、スライドに当たっている場所を削ってあげて、より上向きに動けるようにして上げて下さい。 それらの作業で取りあえずは順調に作動するようになると思われます。 なめてしまったスライドの切り込みはデザインナイフなどで綺麗に彫り直すか、KSCの方に送って交換して貰いましょう。 |
003 | トリガーが異様に重い | かなり強いハンマーSPを使用していることもあってかかなりトリガーが重い(堅い)モノがあります。 これはガバメント関係のチューニングでは基本なのですが、分解してトリガー・シアを取りだしその接点を磨きだして自分の好きなフィーリングを作って下さい。 ただし、余り派手に削りすぎると、ハーフコックの位置でトリガーを引くとハンマーが落ちるようになったり、暴発・最悪コッキングできなくなってしまいますので、十分な注意が必要です。 まぁ今後発売されるであろう「カスタムトリガー」等の発売を待つのも良いと思います。 |
004 | スライドストップが勝手に分解してしまう | ここは分解することがまず無い部品なので、ネジロックか瞬間接着剤を少量付けて抜け止め対策をしておきましょう。 ここに使われているヘキサゴンはインチサイズなのでインチサイズのレンチセットを購入するか、何とかはまりそうなレンチを削ってレンチを作るか、ネジをナメるのが恐いけど、一寸合わないレンチで強引に回すか・・・。 何しろ合っていない工具での作業は非常にリスキーなので十分に注意して行って下さい |
005 | 弾道がそれる(安定しない) | インナーバレルAssyが回転してしまいグルーピングがそれてしまうことがあるようです。 この辺りは微妙な所なのでKSCに修理に出した方がいいと思われます。 |
006 | スライドが歪んでいる | スライド右側のSTIロゴの辺りが少々凹んでいます。 これはプラスティックの成型品の宿命ですね。我慢するしか有りません。 |
007 | マガジンが妙に冷える | 季節的なモノの要因の他に明らかに冷えが早い個体が存在するようです。 ガスの消費量が多い為なのか、何なのか98/11/04現在不明です。 |
008 | 傷だらけ | 新品なのに傷が入っている個体が存在ます。 取りあえず、商品を良く見て購入するしか方法はありません。又通販などの時もいきなり強気にでないで、交渉し、他のモノと交換して貰いましょう。 |
009 | ブローバック不良 | 冷えていないマガジンを使ってもきちんとブローバックできない個体が存在するようです。 原因と対策はただいま98/11/04調査中。6気圧ほど掛けると作動したとの報告もあり。パッキンやピストンカップなどのガス流路若しくは気密部品の誤差か? |
010 | デコッキングが出来ない | ハンマーを指でダウンさせた後ハンマーを押すとBLKしてしまいます(全商品)。 これはこのKSC/STI EDGE固有のバルブ解放システムのせいですから、今の所何とも出来ません。 チャンバーに弾があるときは、ハーフコックの位置にするか、セフティーを掛けるか、マガジンを抜いてからハンマーを落としてマガジンをはめ、発射時にスライドを少し引いてバルブロッカーを正位置に戻す。と言った扱い方をしなければいけません。 これについては改善を求める意見も数多く聞かれていますが、バルブノッカーの構造を大きく変更しなければならないのでKSC側としても結構難しいかも知れません。 |
011 | ハーフコックが出来ない | ハンマーを指でダウンさせハーフコックの位置で止め、トリガーを放していてもハーフコックの位置で止まらない個体が存在するようです。 正常ならフルコックから指でハンマーを押さえながらトリガーを引いてゆっくりとハンマーを倒して行き、(途中でトリガーから指を放します)ハーフコックの位置でハンマーを止めるとハーフコックで止まる筈なのですが、そこからもう一度トリガーを引くとハンマーが倒れてしまいヘタをするとBLKしてしまいます。 トリガーとシアの関係がいまいちな時にこの現象が起こるようです。実際私のEDGEはハンマーとシアの研磨をした直後この現象になりました。 しかし暫くすると元の状態(正常)に戻りましたので、今後もう少し調査をします。 |
012 | アンビセフティーにバリがある | アンビセフティーにバリがあることでセフティーが効かない個体があるようです。 バリを取り去ることで正常になるようですが、自信のない方は返品交換・若しくは修理に出しましょう。 |
013 | リコイルSPAssyが取れにくい | リコイルSPAssyがきつくてスライドから外れない個体があるようです。 説明書では細い針金の使用を奨めていますが、爪楊枝などの少し柔らかいモノをリコイルスプリングガイドの横穴に差し込み、銃口方向からゆっくりとプラスティックハンマーなどで叩いて取りましょう。 |
014 | 給弾不良 | マガジンフォロワーの動作が渋く途中で止まってしまい給弾不良になりやすい。 マガジンの給弾路を磨いて滑りを良くする事で解決できるようです。 |
015 | 閉鎖不良 | スライドを引いて戻しても完全にスライドが閉鎖しない個体が存在するようです。 多分、インナーバレルとノズルの辺りの関係が原因と思われますが、その様な個体に当たったら、素直に返品交換しましょう。 原因はハッキリと掴めておりません。 |
016 | マガジンが抜けにくい | マガジンキャッチを押してもマガジンが抜けにくい個体が存在するようです。 多分、トリガーバーなどの部品と干渉しているのでしょうが、その様な個体はすぐに交換修理しましょう。 原因はハッキリと掴めておりません。 |
017 | トリガーが戻らない | 撃っていても、トリガーが戻って来にくくダブルタップ出来ない個体があるようです。 原因はあまりにしっかり握ってしまうことでグリップが歪み、トリガーバーと干渉してしまう事があるためです。 分解して、トリガーバーとそれがはまる溝を少々削り込んで上げましょう。特に、トリガーバーの四隅の部分がプレスの関係上多少膨らんでいる場合があるようです。 ただし、鉄板プレスとは言え薄いパーツなので、削りすぎには十分注意して下さい。 |
018 | No.110バルブプレートの変形 | 殆ど全数が変形しているとの情報もあります。 これの曲がり方によって個体差が出ていると言った話もあるので注意しながら追跡しないと不味いです。 98/11/04現在調査中 |
019 | No.46リターンSP欠落 | No.46リターンSPが撃っているうちに外れてしまうとの情報がありました。 No.96のフックにしっかりと固定すればいいようですが、私は確認していません。 98/11/04現在調査中 |
020 | 写真と色が違う | 広告や箱に載っている写真と実際の製品のスライドの色が違う。 KSCのホームページにもありましたが(多分)イチロー・ナガタ氏の撮影によるモノで、彼特有のライティング&フィルターワークによって、ABSの肌色をあのようなメタルっぽい感じに撮影しているためです。 広告撮影時にはイメージの追求と実際の製品の色合いなどの折り合いを付けるのが結構面倒だったりします。 |
021 | ハンマーがフルコックされない | BLKした時などにハンマーがフルコックされないか、フルコックされても少し触るだけでハンマーがハーフコックの位置まで落ちてしまう個体ががあるようです。 KSCに持ち込んで調整するか、自分で調整できる人は調整する方法しか有りません。KSCのコメントとしては「ハンマーを起こすことによって生まれるスライドへの圧力をできる限り減らす為、ギリギリのセッティングをしている」とのことです。 |
022 | KSCショップでの限定販売のステンレス製リコイルSPガイドが緩む | KSCのショップでも限定販売されたステンレス製リコイルSPガイドは2分割式になっているのですが、その継ぎ目で緩んで外れてしまうモノがあるそうです。 ネジロックや瞬間接着剤にてゆるみ止めをすると解決するようです。 |
023 | マガジンを分解したが組み上げられない | バルブをカスタムバルブに変更しようとマガジンを完全分解したが組み上げることが出来なくなった。(全製品) マガジンを分解してバルブを変更しようとするとマガジンのインナータンクを上下に分割させてマガジンフォロワーを取り出さなければなりませんが、その様にインナータンクを分割させてしまうとパッキンであるOリングが邪魔をして組み上げることが出来なくなります。 組み上げるには巨大な万力(マガジンを上下に挟めるような)が必要となると同時に、インナータンクの破損などの可能性も非常に高いです。 もし分割させて仕舞ったら、KSCに謝りの手紙と共に修理を依頼するか、鉄工所などにある巨大万力を借りて組み上げるほか有りません。 とてもじゃないけど人間の力では組み上げることは出来ないと思われます。 マガジンバルブを変更したい方は新しいノウハウが完成するまで今暫く待った方がいいと思います。 |
024 | 弾が入っているのにホールドオープンしてしまう | 残弾があるのにスライドストップが作動してホールドオープンしてしまう個体があるようです。 スライドストップの作動が非常に柔らかくブローバックの衝撃でスライドストップが跳ね上がる事で起こります。先ずはスライドストップのスクリューが緩んでいないかを確認し緩んでいるようならネジロックなどでしっかりと固定します。 それでも症状が収まらない場合、スライドストップのプランジャーの働きを強くして上げなければなりませんが、バランスを取るのは難しそうです。お手軽な手としてはプランジャーSPを少し手で延ばして抵抗を増してやるという方法ですが、実証されていませんからその工作を行う方は十分注意して下さい。 |