えちご源流愛好会トップ2005釣行日誌>2005.9.23

●源流部一泊釣行

2005.9.23-24(祝-土)天候:曇ときどき晴れ(今シーズン最終日)

約2年ぶりの更新。サボリすぎですね。(渓流釣りはサボってないけど...)

今シーズン最後の週末は普段入ることのできない渓流の源流部を目指して、一泊釣行を計画しました。
行き先は「中杉川源流部」。
早出川から入ると2泊は必要ですが、山越えで入ったことのある人から話を聞いたら、どうやら一泊でも可能らしいのです。
40lザックに食料や寝袋、ツェルトなどを詰め込んだら10kg以上になってしまいましたが仕方ありません。これで山越えを目指すことにしました。

朝5時にW氏の家に迎えにいき、登山口を目指します。準備を整え、登山口を上り始めたのが6時過ぎでした。背中の荷物が重く感じられます。足元にたかってくるヤマビルを気にしながらの登りです。この時期はヤマビルだけでなくスズメバチも活発です。山頂に着くまで始終ブンブンと飛び回っていました。 実は以前にこの登山道を同じような荷物を背負い登ったことがあります。荷物が軽ければ1.5時間のコースなのですが、そのときは頂上まで約4時間かかりました。今回は2.5時間で登りました。
山頂で小休止して、ここから稜線沿いに続く登山道を1時間ほど奥に入ります。途中でニホンザルの群れに遭遇しましたがやり過ごしました。そして降下開始地点に到着です。ここから薮をこぎながら沢に降ります。

あらかじめ地形図で確認はしておいたのですがどこから降下を始めればよいのかちょっと迷いました。降下開始地点だとはっきり分かるようなランドマークもなく、うっかりルートを間違えるとまた稜線まで登り返さなくてはなりません。
中杉川まで標高差で約350mです。帰りのことを考えて世話人はここに飲み水として500mlのペットボトルを置いて行くことにしました。
薮漕ぎをしながら斜面を下っていくと小沢にたどり着きました。ここからはこの沢沿いに伝い降りればいけそうです。中杉川との出合い部がどうなっているか心配していたのですがなんの困難もなく昼前には中杉川に降り立つことができました。渇水期なのである程度は水量が少ないことを予想していましたが、それ以上に水が少なく、釣りになるかどうか心配です。

沢 とりあえず昼食を食べた後で釣りの支度をします。100mほど進んだところでテン場に良さそうな場所を見つけたので、設営だけすませてしまいました。
設営後に、夕食の塩焼き分だけイワナを確保することにします。
仕掛けを流しますが、全然反応がありません。やはり水の量が影響しているようです。良さそうなポイントでアタリがありましたが、掛からずにバレてしまいました。
その後はいろいろなポイントへ竿を出してみますが、全くアタリなしです。
2時過ぎになってテン場へ戻ります。この日はボウズでした。
(写真は中杉川源流部。渇水期はこんなに水量が少ないのです。)

流木を集めてたき火を起こします。 沢水で程よく冷えたビールを飲みながら、夕食を作ります。W氏はもっと遅い時間になってから夕食を作るようですが、世話人は明るいうちに全部すませてしまいたいので、さっさと食べてしまいます。塩焼きがないのが寂しいです。 5時過ぎには夕食もすませて寝るだけになってしまいました。とても眠かったのですが、W氏がひとりぼっちになってしまうので、たき火をつつきながらどーでもいいような話をして過ごします。

2日目
翌朝は5時頃に起き、とりあえずコーヒを沸かしました。これがないと一日が始まりません。コーヒーを飲んだ後世話人は朝食の用意をしますが、W氏はおかずを釣りに出かけていきました。朝食を食べ終わった頃にW氏がイワナ2尾を釣って戻ってきました。すぐそこで釣れたそうです。W氏だけがイワナを食べれるのは悔しいので、世話人も早速出撃体制に入ります。 W氏が釣ったと思われる場所を過ぎたあたりから竿を出し始めます。しかし、昨日と全く同じでアタリがぜんぜんありません。30分ほどあちこち探りながら進んだのですがイワナの気配が全くないのです。 しかたなくテン場まで戻るとW氏は塩焼きを食べてすっかり満足した様子です。 世話人はテン場から下流をちょっと探ってみることにしました。が、下流側もまったく釣れる気配がありません。 これ以上ここでがんばっても、釣れるとは思えなくなってきました。 仕方なく9時頃に撤収の準備を始めました。

登山道から中杉川までの下りは1.5時間かかりましたが、帰りの登りはルートが分かっていたので1時間ほどで登山道まであがれました。昨日ここにおいておいた飲み物を飲んで、帰りの稜線を戻ります。ガスが出てきて景色は全然見えません。1時間ほど戻ると山頂に到着です。他に登山客もいないようです。昼食を済ませて下山します。途中で登山者に出会いました。 「奥まで登ってきたのですか?」と聞かれたので、「いいえ、魚釣りです」と答えたら、呆れていました。 午後2時には駐車場に到着。
もう来年の解禁が待ち遠しいです。


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