えちご源流愛好会トップ2002釣行日誌>2002.6.16

●イワナ爆釣(ヤマビルいっぱい)

2002.06.16(日)天候:晴れ、曇り

ひさしぶりの更新

今シーズン5日目

小雪の今年もようやく源流遡行可能なシーズンとなり、先週に引続いての釣行。日照時間の長い時期なので、日の出時刻の入渓は諦めて、待ち合わせ場所を3:30に出発する。沢に向かう途中で夜が明けはじめる。

車を止めてから約1時間の林道歩き。草についた露を嫌って雨具を着た。同行のW氏は「どうせ乾くから」といって、雨具は着ない。この林道、ヤマビルが多いことは分かっていたが、前日の雨の影響で、予想以上に多い。穴の開いたネオプレン靴下を履いて1時間後入渓ポイントに到着。恐るおそる靴を脱いでみると

やられた〜

両足のアキレス腱付近に吸い付いているヤツを発見。「タバコの火を近付けて...」と悠長なことはせず、手でつかんで剥ぎ取ってしまう。穴の開いた靴下しかないので、帰りの林道歩きに不安を残しながらの釣りになる。

現地調達を基本に、W氏は林道で捕まえたバッタを、TUNNELは川虫で予備にブドウ虫で釣り始める。ある程度は増水しているかな?と思っていたが、水量は少ない。イワナの姿が良く見える。良く見えるということは、イワナの方も人間が良く見えるわけで、竿を出す時にちょっと油断をすると「スーッ」と逃げられてしまう。もうそのポイントで上げることは難しい。
まだ雪渓も所々に残っている。釣り上げたイワナが痛まないようにと雪のかけらと一緒にリュックに入れるが、そのかけらがなかなか削れない。ほとんど氷の固まりである。その氷のブリッジの下をくぐるのだが、日中気温が上がるにつれて、端の方から崩れてゆく。くぐった直後に「バッシャーン」と音がして、ポリタンクくらいの大きさの氷の固まりが流されてゆく。あんなのに直撃されたらと考えるだけでゾッとする。

数カ所、沢通しが困難な箇所があり、高捲きを試みようとするがヤブに潜んでいるヤマビルと滑落のリスクを考え、「濡れてもいいから沢通しで行こう」ということになる。W氏は林道歩きの際に夜露で服が濡れていてしきりと「寒い寒い」を連発。こっちは雨具を着ていたおかげでそれほどでもない。

この沢には初めて入ったのだがイワナの多さに驚かされた。(2年前に一度来たことがあるが、時期が早すぎてほとんど入れなかった。)今までの経験の中で一番魚影が濃かったと思う。

先にイワナに見つかってしまい大分逃げられまくったが、それでも良型を数尾ずつキープできた。14:00に竿を仕舞い戻り始めた。
戻る途中で深い淵があり、端の方は胸くらいの深さの箇所がある。先行するW氏は何を血迷ったのか、一番深いところで突然泳ぎ始める。
「なんで泳いでいるんですか〜」と言えば「うるせ〜」という返事。
後に続くTUNNELも胸くらいの深さのところで突然足を滑らし、やっぱり泳ぐ羽目になってしまった。
帰りはビニール袋を足に履いてヒル対策とした。
ヒルを除けば、気持ちの良い釣行きだった。

帰宅して見てみると、右足1ケ所、左足2ケ所吸血されていた。止血剤は使わない方が良いらしい。

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