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●今年は大雪

2000.06.03(土)

今シーズン4日目

とにかく今年は雪解けが遅いですね。
3月に降雪が集中した影響のようです。
主だった河川の源流部は雪渓が残り、入渓は困難なようです。

例年ならば5月の連休には雪渓がほとんどなくなっているはずの渓流に入りました。
先行者が1人いるようですが、その後ろから追い付かないようにゆっくりと遡行を開始しました。
入渓してすぐに両岸の残雪の多さに気付かされました。そして、水温の低さにも。
私もW氏も鮎タイツ(ネオプレン製)にウェーディングシューズなのですが、水の中に入っているとつま先の感覚がなくなっていきます。
快晴なのですが、あまりの寒さに2人とも雨具を着込んでしまう始末。
W氏が「先行者が主だったポイントには竿を出しているはずだから、目立たないポイントをていねいに拾うほうが釣れるのでは。」と提案してくれたので、そのとおりに釣りはじめました。
9:00頃になると、ようやく寒さもなくなり、気持ちのよい釣りになりました。
1箇所高捲いて、しばらく進むと雪渓があり、W氏が先にのぼって偵察しに行きました。
しばらく待っていると、姿が見え手招きします。「たぶん、先に進めそうだ。」とのこと。
雪渓をこえながら「もし、自分一人だけだったらこの雪渓の先に進もうとはしないよな。」と話し合いながら、「きっと、先行者とはどこかですれ違ったのだろう。引き返したに決まっている。」などと釣り続けました。

その後も、「へつり」や「徒渉」をくり返し12:00を過ぎると、雪代で濁りが入り川底が見えなくなってきたので引き返すことにしました。
水量も増え、帰りの徒渉は互いをザイルで確保しあいながらになりました。
「これは、独りだったらアウトだったな。」くらいの水の勢いです。
W氏は山菜を採りながら下ります。
来るときにこえた雪渓のところでW氏が山菜をとっていると、上流から人が降りてきます。
しかも、ハイチェストタイプのウエダーを履いています。
話を伺うと、「やはり川底が見えるうちに下ろうと思って」とのこと。
それにしても、あの装備でしかも一人で、もっと上流に入った人がいたことに驚かされました。

ちなみに、25cmが1尾でした。

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