文末

[ら]

らくな→らくなに

〜らくなに
1.〜だてらに(=らくめいに ざくめいに)「おんならくなに(女だてらに)/こどもらくなに(子供の癖に)」
2.†無駄な(→ぜんらくな じぇんらくな てまらくな)「ぜんらくなに、そんなものうな(無駄金になるし、そんな物買うな)/てまらくな(やっても無駄だ)」
くにってください
楽にして下さい(正坐せずに)足を崩して下さい,胡坐になって下さい
〜らくめいに→らくなに「女らくめいに」

†らくもん
無駄な物
〜らし
〜なので,〜だから(≒らすけ)(→さけ)[らすけ、は比較的少ない]「そううもんらし(そういうものだから)」
〜らすけ
〜だから(≒らし)「びのんらすけからん(旅の者だから良く分からない)」[らすけ、の方が理由の意味合いが強い]
〜らち
〜達「おらち(おまえ達)」
らちかん=だちやかん[ら、にaccent有る時有り]

らちもない
しょうがない,意味のない[古い標準語]「らちもないはなし(馬鹿な話)/らちもないこと(無駄なこと)(=ばんこと)」[ら、にaccent有る時有り]
ちゃかん=ちゃかん

らっきょうずら
頭が大きくて顎が細い顔[悪ロ]
らっくりする
楽になる,.気楽になる[標準語?](→おーやりしとる)
らっちゃん=ちゃかん

らんとう
墓場(=だんとう らんぱ)[屋号に有る、との事]
らんば
1.火葬場
2.墓場
†らんぶり
[昆虫名]とんぼ,ががんぼ?(→だんぶり・ざんぶり)

文末

[り]

りくうな
利口な[良い意味]「りくうなこ(利口な子供)」[国仲](→こりこうな)
りこぅん
小利口な者,保身のうまい者,狡くて要領の好い者[悪い意味]
りゅうる
いじめる,悪さをしていじめる
りょうけん
(工事用の)つるはし
ょうけん
「料簡]考え方,料簡[科簡、は標準語だが多く使う]「りょうけんがおかしい(思い違いをしている・考え方がおかしい、間達っている)」
りょーこー
[両高]両津高校(→さこー あいこー のうがっこう)
†りょうぼう
[植物名]りょうば,ぎょうぶ[陰干しにして俵に詰めて屋根裏等に保存し飢餓の時に食べた](=どうぼう・ぎょうぼう)
りょ
(魚等を)料理する
りりしい
1.(外見が)凛々しい[標準語]
2.律義な,義理深い,ちゃんとした「りりしいひとだ(律義な人だ)」
3.上手な,T寧な「のもんはしごとがりりしい」

文末

[る]

血統,血筋,血縁,一族,家の者「このるいだ、ようとる(あそこの家の出身の者だ、よく似ている)」[親類は、顔・性格が似るとの事](=まき)
るすい
留守番[古い標準語]
るのくび
後ろ首(=ぶのくび)(→ぶのくびのいいひと)

文末

[れ]

れつ
1.言い返す事,口答え「つこくな(口答えするな)」
2.†余計な話し・事(=†へち)
れつこき
おしやべりで頑固な者(→しやべっちょ へちこうぜい)
つこく
言い返す,口答えする
れんげだらり
大きな柿で実のへたに近い部分にれんげ状のでっばりが有る柿、近ごろは見受けられない(→だらり)
れんじやく
[建築用語]連尺 麻製の荷紐[物を負う道具]

文末

[ろ]

ろうにも
どうにも「それは、ろうにもならん(それはどうにもならないよ)」[どうも(標準語)は ろうも にはならない]
ろうもする
ぼける,もうろくする[水溝?]
ろうらく
1.[←道楽](異性や芸者等への)色狂い
2.篭絡,丸め込む事[古い標準語]
ろぎん
[路銀]旅費[江戸語]
ろくごう
葬式・仏事のさんぼうの大きいやつ[月見団子等を乗せる 真言宗の語?]
ろくたま
ろくろく,ろくに「ろくたまやれもんのに、(ろくにやれないくせに、)」
ろんぱー
斜視,両目の方向が一致しない人(→しゃし)

文頭