飛び出せ物件2

飛び出せ物件2



「小さな子どもがいて交通量が大めな道路に面した割とカントリーな地域にあるおうち」の入り口付近でよく見られる,子どもを描いたカンバンがあって,それらを一般的に(一般的なのか?)「飛び出し坊や」と呼んだりするわけでした。

 当サイトでも以前に「注意物件」「飛び出せ物件」などでとりあげているわけですけれども,今回もその「飛び出し坊や」の物件であります。

「飛び出し坊や」に描かれる一般的な「坊や」は,多くの場合,屈託の無い笑顔をふりまきながら道路の車にまったく気づかずに飛び出してくる様子が描かれているんでした。あるいは,何かに夢中になっていて,道路の状況などお構いなしに一直線に突っ込んでくるような感じだったり。この場合も,車など眼中になくなっているわけでした。

 ところが上の写真の「坊や」の場合,ちょっと複雑な表情を見せているんでありますね。そして車というかドライバーと目が合っているようなんでした。

 つまりは,この「坊や」は車が来るのをわかっていて飛び出していると。しかも,その行為が正しいものではないと自覚もしている,というフシも見られるわけでした。

 ということは,危険を承知の飛び出し行為をしているわけで,「どれだけ車の直前に飛び出すことができるか」という危険な遊びをしているところなんでありましょうか。あるいは,病気で動けなくなってしまった父親の治療費を稼ぐために当たり屋している坊やの姿なんでありましょうか。

 まぁ,単純に「楽しくアラレちゃんの真似(古いか?)をしながら遊んでいた子どもが車に轢かれる直前に見せた最期の表情(しかも最後に目が合った)」という,ドライバーを鬱にさせるシチュエーションをあらわしているのかもしれませんが。単純じゃないか。


 ちなみに,その裏側はこのように「飛び出し嬢ちゃん」になっているんでした。「坊や」と比べると一層表情が複雑であります。やはり女の子は多感なんでありましょうか。
 また「坊や」と比べるとその表情に加え,小指の角度などが少し色気を感じそうなところであります。感じないか。

 まぁそれはともかく,この「飛び出し坊や(嬢ちゃん)」は,ドライバーに「ああ。子どもにこんな表情をさせてはいけないな。注意しなくちゃいけないな」と思わせるには効果的なカンバンなのかもしれないんでした。


 というようなことを考えたあとに,屈託のなさそうな笑顔で飛び出そうとしている下のようなカンバンを見たらどうでありましょうか。

 …思わずアクセルを強く踏み込んでしまったりしないでありましょうか。心配であります。
 いやまぁ,私はO沢1郎氏(伏字にする必要ないな。書いてあるし)にもその政党にもイチャモンをつけたい気持ちがあるわけではなくて,ただオモシロがっているだけなんですけれども。

 でも,実際にO沢氏のような組ちょ,いやクラス委員的な顔の人に車をぶつけてしまったら,恐怖で震えが止まらなくなってしまいそうでありますね。
 指だけはカンベンしてくださいと言ったら法外なお金を請求されて,ケツの毛まで抜かれそうであります。

 そういう意味では,この「飛び出しコワモテ」というのも意外と効果があったりするのかもしれないわけでした。

 …しかし,ケツの毛を抜かれるのはイヤだけれども,抜く方もイヤだろうなぁ。はたして抜いて何か得があるのかどうかというのもわからないけれども。
 何だこの結論は。結論ですらないな。いや,ケツ論にはなっているのか?

「飛び出し兄妹」は新潟市(岩室)・橋本あたり。
「飛び出しコワモテ」は県内各所。写真は胎内市(中条)・東本町あたり。