2003.9.14(日)天候:晴れ(今シーズン22日目)
某渓流
そろそろ夜明けも遅くなり、日も短くなってきた。4時に集合し出発するが、5時を過ぎても明るくならない。車中で日の出を待って、身支度をした。
この渓流は泳ぎとヘツリが連続する峻険な渓流で、釣果も期待できそうだ。
明るくなって入渓すると、最初に大きな淵がある。水が澄んでいて底の石も見えるが、水深は胸の上ほどもある。
エサは、ミミズとイナゴの両方を用意した。始めはイナゴを針につける。水深が深い場所が多いので、しだいに体が冷え始める。ためしに水温を測ってみると18度だった。いくら水温が安定しているからとはいえ、日も射さない廊下状のゴルジュで水に浸かりっぱなしでは寒くなるのも当然だ。竿を出す腕の震えが止まらない。
6時過ぎに最初のイワナが釣れた。25cmくらいのイワナだった。これはリリースする。
先週まではメジロアブがいたが、さすがに今日はいないようだ。例年だと9月に入るといなくなるのだが、今年は先週までアブにつきまとわれた。今年のアブのしつこさには辟易した。
この後も大きな淵が連続するゴルジュ帯が続く。渓流釣りとしては絶好のポイントばかりである。当然イワナもいるのだが、なかなかエサを食わない。かなりスレているようだ。
この日は0.8号の糸での通し仕掛け。エサをイナゴからミミズに変更するが、やはり食わない。それならばとルアーでも攻めてみたがだめ。あの手この手と繰り出したが、さっぱり通用しなかった。結局この後はイワナを釣ることができなかった。魚影があるだけになおさら悔しい。
帰ってきてから、もっと細い仕掛けを試せばよかったと後悔した。その場で思い付かなかったこと、がなおさら悔しい。まだまだ、精進が足りないようだ。