えちご源流愛好会トップ1997釣行日誌>1997.8.16

●泳ぎ、懸垂、シャワークライム

1997.08.16(土)某川支流
通算16日目
AM4:00に渡辺宅出発、5:00到着。
この沢は水量は少ないが深いゴルジュとなっている部分が多く、大きくはないが釜を持った滝が多数あり遡行が困難で去年は途中までで断念していた。
車から降りて数分歩き堰堤の所から沢にはいる。すぐに2連続の滝があり、1段目はへつってクリアするが2段目はどうしても上がれず一旦引き返して大きく高巻く事にする。そのあとはしばらく開けた河原がある。去年までは登山道からこの河原まで薮漕ぎをして入ってきていたが、今回からは高巻きのルートを開拓したので次回からはこのルートを利用することにする。26cmを1尾釣り上げる。7:00、このあたりからゴルジュゾーンが始まり、この先は未知の領域になる。
泳ぎ、へつり、高巻き、懸垂下降など何でもありといった感じだが、餌になるものが育たないせいか、アタリがまったく無くこれ以上上流にはイワナがすんでいないような気になってくる。
11:00、高さは3mくらいの滝があるが釜が深くハング気味になっているため荷物を背負ったままのヘツリができない。W氏が単身でアタックし見事にクリアしたので、ザイルを投げ渡し、荷物を引き上げてもらう。その後滝の上からザイルの支点を確保してもらい、ザイルを頼りに滝壷に飛び込み直登する。3m程度の滝で水流もたいした勢いではないのだが、実際に体で水を受けながらザイルに頼って腕の力だけで登ろうとすると想像以上に困難で、水の力の凄まじさを改めて感じた。
ここから先は沢登りの人しか入ってこないようで遡行は苦労するがイワナも多く渓流釣りを満喫できる沢であった。

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