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●源流部の遡行

人工物のない源流部の遡行は、日常からの開放感と引き換えに、危険も多く存在しています。安全に快適に遡行する参考にして下さい。いろいろな河川へ行ってみることが、上達への近道です。もし10回源流に入るのならば、世話人は10か所の源流へ行きます。1か所に10回通い続けるよりも多くのことを学べると思います。

◆道は無いようで、ある。

基本的にはっきりとした道はありません。ですが、経験を積んでなれてくると見えてくるようになります。岩と薮しかないようですが、ちゃんとルートが浮かび上がってきます。渓相としてはゴーロと岩場とゴルジュの連続です。場所によっては滝や、時期によっては雪渓もあります。
ルートが見えるようになれば一人前です。

◆ゴーロ

大きな岩がたくさん転がっている河原です。遡行に困難はありません。ですが、不安定な浮き岩や苔で滑りやすくなっていたりと、転倒には注意しましょう。

◆岩場

川岸が遡行可能な岩場になっている場所です。適当なステップなどの足がかりがあるとラクチンですが、つるつるの岩で斜度が40度以上あると三点確保やザイルが必要になります。

◆ゴルジュ

両岸が切り立った岩壁で、廊下状の渓相です。水深が深いと泳ぎになります。川底は変化しています。水流も水深も複雑になっています。冷たい水に長時間浸かっていると、体温を奪われ体力を失います。時々水からあがって、休息しましょう。次章を参考にして下さい。

◆怪我や遭難

万が一、事故になった場合は自分達の力でなんとかしなくてはなりません。動けるならば、退却もできますが、動けない場合は同行者や救助に頼ることになります。
日常生活では、人から恨みをかわないように心掛けることも必要ですね。

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