芸能まつりとギター

新潟市ギター合奏連盟 根本隆司


 私ども新潟市ギター合奏連盟は昭和56年に発足しました。新潟市内で活動していたアマチュアクラシックギター・マンドリングループが一つにまとまり、その年3月開催の新潟市音楽文化会館主催「第11回音楽芸能フェスティバル」には当連盟単独の演奏会開催で参加致しました。その後同年6月に新潟市音楽芸能協会に加盟させていただき、その年の「第29回芸能まつり」に参加して以来、今年で32回目の演奏会(「ギターの夕べ」と称します)開催となります。

 他の弦楽器や管楽器等と比べて比較的音の小さいクラシックギターにとって、この楽器のみの演奏会を開催できることはとてもありがたく、「ギターの夕べ」はクラシックギターの魅力を聴衆にしっかり伝えられる貴重な機会となっています。昭和62年の「第7回ギターの夕べ」からは毎年中央で活躍中のギタリストを招聘しゲスト演奏(ギター独奏)をお願いしています。

 ギター合奏と独奏以外の型でギターの魅力を発信できたのは、平成9年に新潟市芸能まつりメインステージが「ギターの祭典」として当連盟中心に開催された時です。福田進一氏と新潟交響楽団によるギター協奏曲をメインに、新潟市洋舞踊協会のご協力で「ギター合奏と洋舞」「ギター二重奏と洋舞」、尺八とヴァイオリンの入った「ギターと歌と他楽器」、「フルートとギター」のデュオなど、多彩な編成と曲目で大好評でした。芸能まつりのメインステージだからこそ開催出来た企画で、音楽芸能協会に加盟の他団体の皆様のご協力のお陰様です。


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