グリュスゴット

沖 村 智 子  

 グリュスゴット(訳・こんにちは)そう、今回はドイツ、オーストリアに行ってきました。その話を聞いてください。 5月中旬私は娘と二人で関西空港出発のツアーに参加しました(お得情報 国際線がANAだから、新潟〜伊丹間ANA利用で往復料金がなんと12、000円)

 1日目 関空から直行便でフランクフルトへ、さらに郊外の宿泊先のリューデスハイムに夕刻到着、この町はライン河畔にある小さな小さな町で国道以外の道は昔のままの石畳できれいな曲線模様を描いている。オープンカフェが並び人々はのんびりとビールやワインを飲んでいる。7時頃になると沢山あるビアホールのあちこちからにぎやかなバンド演奏が聞こえてくる、入らずに帰れようか、夕食の後だったが雰囲気の良さそうな店を選んで入っていく当たり前だが外人ばっかり、読めないメニューを一応見て、ドイツに来たらまずビールと思いビールとフランクフルトを注文する、ずっとそうだが肉はおいしく昼食がメーンで主食はじゃがいもです。店を出たのが8時半なのにまだ明るい、なんか得した気分です。 気分の好い町。

 2日目 朝からワインの試飲でふんわり気分、その後ライン川クルーズへかなり寒かったが夜中に降った雨上がりのすばらしい風景や古城、ローレライの岩や像を見た後ハイデルベルクへ、ゲーテをはじめ多くの哲学者、科学者が訪れたこの町はまるで絵か写真の世界です。ライン川を挟んで城のある丘と小さな町、対岸の裕福そうな家々、町の家の屋根はオレンジ色、白い壁、ピカピカに磨いた窓には白いレースのカーテンに色鮮やかな花々、高いとがった屋根は教会の塔、森といってもいいほどの緑に囲まれているすばらしい町です。

 3日目 ライン川に沿った古城街道、ここの風景は綺麗の一言です。抜けるような青い空に滑らかな牧草の緑の丘、その緑の中に時折小さな集落が見えてくる、オレンジ色の屋根のかわいい家が教会を取り囲み川面には白鳥が浮かんでいる、まるで絵を見ているようです。やがてローテンブルクへ、この町はなに!まるで中世にタイムスリップしたよう、工作で作ったような家、工芸品のような立派で繊細な看板、石畳の道に馬車、からくり時計の人形は一気飲み、サンタクロースやピノキオがいそう、こんな街は今だかって見たことがありません。その後ロマンチック街道をとおりミュンヘンへ、ビアホール「ホーフブロイハウス」でビールを飲みながらチロルの衣装をつけた若者の歌や踊りを見て、・・客は日本人ばかり。

 4日目 「シンデレラ姫」のモデルになったとゆうノイシュバンシュタイン城観光へ、抜けるような青い空に雪を抱いた高い山を背景に、小高い山の中腹に立つ真っ白な姿は写真で見るより美しい、若くして世を去ったルードビッヒ2世が17年の歳月をかけて造り、たった102日しか住めなかったとゆう悲しさと美しさ。オンシーズンになると観光客でかなり混雑するそうです。私たちはどこもすいていてラッキー、そしてザルツブルグへ。

 5日目 モーツアルトの生家やカラヤンが住んでいたアパートがある町。市場のある広場のオープンカフェで一休みしていたら馬車に乗った日本人の新郎新婦。絵本の1ページの中に自分が居るみたい、次ぎはザルツカマングート地方「サウンドオブミュージック」の舞台になった山と湖のすばらしい景色を見てウイーンへ。夜はホイリゲ酒場で♪美しき青きドナウ、ラデツキー行進曲で陽気な外人さんと楽しく踊る。外人さんは音楽がなるとすぐ踊り出す。楽しーい

 6日目 今までの気候はどこまでも見える澄んだ空の爽やかな天気でとても気持ち好い気温だったが昨日頃から気温が上がり始めた。それで緑のある公園へ、ヨハンシュトラウスやベートーベンの像を見て、オペラ座見学、ここもすごい、のみこまれそうです、今度ウイーンへ行かれる方はぜひオペラやバレーを鑑賞してください。ステファン寺院の塔に登るが高い狭い怖い。ぜひ入ってみたかったカフェ「ザッハ」で一休み、大きなチョコレートケーキ『ザッハトルテ』をたべる、おーいしい。ウイーンは今までの中で一番大きな町ですがそれでも地下鉄は単線で、シェーンブルン宮殿(ベルサイユ宮殿を真似たといわれるがやや劣るもののさすが立派で毎日のようにコンサートがあるらしい、モーツアルトがマリーアントワネットに求婚した場所)や庭園以外のおもな見所は歩いて回れ、気分がハイになる街です。映画『第三の男』の大観覧車は今もそのまま回っている

 最終日 ウイーンから関空へ、お疲れ

 今回感じたのは、なんと美しく綺麗なところ、特にドイツでは庭は勿論どこも草がなく綺麗に手入れされている、どの家の窓にも花々が《私が一番よ》と咲き誇っている。洗濯物を干してあるのを見たのは、田舎の作業小屋の脇に2・3箇所見ただけです、皆さんどうしているのでしょう?観光ルートの道路や町では町ぐるみできれいに統一されている、古いものも大事に保存維持している、とても大変でしょうがすばらしい事だと思います。ウイーンでは第2の国歌といわれる♪美しく青きドナウやウインナ―ワルツなどが心地よく聞こえてくる、とてもうらやましい。今回は心が洗われるような素晴らしい旅でした。
 ダンケシェーン


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