ワンポイントアドバイス 

7 レパートリーを持とう

 皆さんは、家族や友人等に「何か弾いて聴かせて」なんて言われたときにすぐに弾ける曲(レパートリー)を持っていますか。普通は一曲終えて丸をもらいますと、もうその曲は弾かないと思います。そうすると後でやってみようと思っても、忘れてしまっていて弾けないのが普通です。ですから「何年もギターを習っているがまともに弾ける曲がない」と言う人が多いでしょう。
 終わった曲は忘れてしまってもいいのです。それは「せっかく勉強したものが無くなってしまった」のではなくて、実力はちゃんと蓄積されていきますので、心配はいりません。又、忘れた曲も少し時間をかけて練習してみると、指が以外に覚えていたりして、また弾けるようになります。
 しかし気に入った曲が有ったら、それはレッスンが終わっても弾き続けることをお勧めします。それまでのように回数多く弾く必要は有りません。練習を始めるときにまずその曲を一〜二回弾いてから、今みてもらっている曲を練習する、というふうに弾き続けていると、その曲は益々上手になるし暗譜もできるでしょう。そのような曲が常時二〜三曲有るといいですね。いつでも家族友人等に聴かせてあげてください。
 発表会等で弾く曲も、そんな曲の中から選べれば、人前でも余裕を持って弾けますね。完成度の高い演奏ができます。発表会は今年も6月に有りますので、今からレパートリーを作り暗譜演奏を目指してください。


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