佐渡物件
先日,三十数年ぶりに佐渡へ行ってきた(実質初めてと言ってよい)んでした。今回はそのときに拾ってきた物件であります。
10名弱の団体で行って,スケジュールの都合で私だけ日帰りで帰ってきた(場所としては相川のみ)んでありますけれども,やはり佐渡は良い。またいろんな所を自分なりに歩いてみたいと思ったんでした。野生のトキも見れたし。
なおタイトルは佐渡物件でありますけれども,特に佐渡限定の風景であるわけでないのはいつもながらであります。
それはさておき,最初の物件。
自動販売機のハコでありますけれども,やけに立派なんでした。もうここに住んでもいいんではあるまいかと思えるような豪華さでありますね。
なお,土台が右上がりになっているのは,これが坂の途中にあるからであります。
こんな感じになっているのは,景観を考えてのことであろうかと思われるんでした。周囲にあるゴミ収集箱もシブい木製であったし。
だから,うちの物件としてはそれだけではちょっと弱いんでありますけれども,屋根を見ると…。
鬼瓦部分に「水」の文字が。
これはまぁ,普通のお宅の場合でも防火の願いを込めて書かれていることが多いわけであります。
しかし,飲料の自販機に書かれているとどうなんであろうかと,いらん心配をしてしまったわけでした。
ジュースを買おうとした人が「え。これ,ぜんぶ水なの。水の自販機なの」と思って,買うのを躊躇してしまうんではあるまいかと。しないか。
あるいは,ホントにこれは全部水なんでありましょうか。
ジュースだと思って飲んだら水で,自販機の会社に文句を言ったら「はい。水ですが何か? だってここにこんなに大きく『水』って書いてあるじゃありませんか」と返されるのかもしれないんでした。
※返されません。たぶん。というか,水じゃありません。たぶん。買ってないのでわかりませんが。
こちらは,おなじみの「トラック右側面物件」であります。
トラックの右側面に書かれている文字は,右から書かれている場合が多々あって読みにくい(「ターャジス」など)。
しかし,普通に左から書かれている場合でも「ん。これはどっちから読むのかな」と一瞬混乱してしまう…というやつでありますね。
しかし,今回の物件の場合は会社名が「カタカナ」の「工務店」であるがゆえにさらに複雑なんでした。
はたして皆様はこの会社名を「いわいこうむてん」と一発で読めたでありましょうか。
「イワイ」がカタカナであるために,どうしても勢いで「工(こう)」を「エ(え)」と読んでしまうんではないかと思われるんでした。
それで「いわいえむてん…。ん?なんかおかしいか? …ああ,こうむてんか」という思考ルートを通るのが普通な感じであります。
さらに,これをパッと目にしたときに,カタカナのみを左から「エイワイ」すなわち「A.Y」と読めてしまうというのも,混乱の要因になるところのような気がするんでした。
あと「株式会社」の文字も,右から読む場合には上から下へ読むクセがついているので「株会式社」になってしまうところもワナでありますね。
トラック右側面物件でも,これだけ読みづらい要因がそろうのも珍しいところであります。ワザとやってるんではないかと思うくらいに。
ここまできたら,以前の物件(しかし,だいぶ古いな)にあったように「工務店」を「工ム店」にしてしまうと「店ム工イワイ」となって,ますますわからなくなってよろしいんではないかと思うんでした。
オマケ。
さるお店のカンバンに描かれた絵であります。実際はもっと横に長くひろがっておりますが。
この赤白水泳帽子の子は,黄色いパンツに手をかけて下を向いて何を見ているんでありましょうか。ナニを見ているのか。わきでそっぽを向いている女の子と何か関係があるんでありましょうか。
ノーテンキに飛んでいる男の子とは関係なさそうでありますけれども。
「水と自販機」は佐渡市・相川新五郎町あたり。
「イワイエ」は佐渡市・相川一町目あたり。
「ナニを」は佐渡市・相川羽田町あたり。