出張物件08


「ご近所路上観察ファイル」ということで,基本的に近所:新潟県内の物件を取り上げているわけですけれども,時折何かの用事で県外へ行ったりすることもあるわけでした。
 そういった機会に見つけた物件を小ネタ的に紹介しようというのが,出張物件であります。

 今回もやはり名古屋編。 最近小ネタと出張ばっかりであるなぁ。



 事故の目撃者を探すカンバンであります。別におかしなところというのはないわけでありますけれども。ただ,
「〜交通事故を見られた方」
というのが,敬語なのか受け身なのかどっちなんだろうかと思ってしまったわけでした。

 まぁ,敬語の方なんでしょうけれども。しかし受け身である場合「事故を見られちゃった」人は事故の当事者なわけで,それはすなわち「自首しなさい」とうながしているようにもとれるわけでした。
 これは目撃者に対しても当事者に対しても有効であるという,よく考えられた表現なんでありましょうか。




 うわ。猪八戒のアニキ,食われちゃうのかなぁ。と思っただけなんでした。
 しかもホルモンというのは内臓か。まぁ,食われるという時点で内臓も肉もないような気はしますが。

 でもこれは猪八戒ではなくて,千代白海というお相撲さんがやっているお店かも…しれなくないか。
 あるいはロングヘアーの人が集まってくる,長髪会だったり…しないか。




 これはまぁ見事にウヤマタイプの物件であります。(ウヤマについては伏字物件>等参照)
 このカンバンだけでなく建物正面のカンバンも同じようになっていたので,カンバンが破損したとかではなくて意図的にこうしているようなんでした。

 しかし,最後の文字が「店」なんかだと色々なお店ができそうでありますけれども,最後が「品」だというのは次の商売がかなり限定されそうでありますね。
「食品」とか「洋品」とか「薬品」とか「部品」とか…あとは何だろう。

 だいたいが,最初に入っていた文字が何であったのか,何屋さんだったのかというのもちょっと気になるところではあります。
 ひょっとするとこれはお店だったんではなくて,すごくおしとやかな人が自分はすごく「上品」だとか「気品がある」というのをアピールしていたんでありましょうか。

 でも,すごくおゲレツな人が「下品」をアピールしていたんだったらイヤでありますね。下品を卒業したからこの文字を消したのかもしれませんが。




 こちらも,おかしなところはまったくない,普通の路上消火器であります。
 地名が入るとちょっと出張物件っぽい。「名古屋市の市章」というのはむかし国語の教科書に載っていたような気がするけれども,何年生のころのだったか。それはともかく。

 いやただ「なごやし」とひらがなで書いてあると,なんだか「沖縄の名護あたりに自生するヤシの木」みたいであるなぁと漠然と思ったと,ただそれだけなんでした。

「にいがたし」と書いても別になんにも浮かばない。やはりそれですぐに単語になるかどうかというところか。
「ながおかし」だと,名がおかしい珍名さんみたいか。あるいは,うまい棒的な長いお菓子。

 他にパッと思いつくところでは,「鹿島市:かしまし」だとなんだかうるさそう。「姶良市:あいらし」はカワイイ感じ。
「糸丘市」ってどこかに無いのか。聞いたことないけど。あれば,街中に「いとおかし」があふれているかもしれないなぁ。
などと考えつつ消火器をぼっとながめていたわけでした。



 今回の物件はすべて名古屋市。