新年11物件



 さて,新年であります。卯年であります。平成23年であります。一応新年物件というのを毎年やっているので,今年もやるわけでした。
 と言ってもそうそう新年がらみのネタがあるもんでもないし,ウサギがその辺を歩いているわけでもないんでした。歩いてたら怖…くはないな。むしろなごむかもしれない。でも野良ウサギが街なかにいたら,うっとうしかったりするんだろうなぁ。

 特に新年ネタがなければやらなきゃいいようなもんですけれども,今回も一応1月1日当日に歩いて撮った物件ということでまいります。だから,まとまりがなくネタ的にもあんまり面白くないのはご容赦いただきたいわけであります。まとまりは常時ありませんが。
 以上,昨年からほぼコピペ。一部修正。やはりトラとウサギでは書く内容違ってくるな。

 ということでまず上の写真は,今年の日和山住吉神社であります。昨年とほとんど同じであります。当然か。完成すればそんなに変化するわけでもないだろうし。でも昨年の写真と見比べると「ガラガラ」がついていたりしてビミョーに変わっていたりもするんですけれども。
<昨年:新年10物件

 基本的に私は元日に新潟下町(しもまち)の神社を4〜5件まわるわけですけれども,だいたい同じルートを通るので,そんなに物件があるもんでもないんでした。それで,通常は物件にまではしないモノもこの新年物件ではネタにしたりするわけでした。

 しかし今年も元日の天気は穏やかでよかった。うれしい限りであるなぁ。


 こちらはふと目についた原爆タイプのトマソン物件。かつては隣に家があったんだけれども取り壊された結果,その痕跡,主に屋根の形が隣家に残されているものでありますね。

 なんだか,屋根の痕跡ラインがグダグダになっているところがちょっとオモシロいんでした。屋根がグダグダだったわけでもないんでしょうけれども。

 右側には無用庇もあって,隣に家があったころにはどういう状態だったんだろうなぁと考えてしまうんでした。


 こちらはとあるアパートであります。まぁ特におかしいというわけではないんですけれども,このようにドアが4つピッタリとくっついていると,中はどうなっているんだろうかと一瞬思ってしまうんでありますね。

 おそらくは真ん中ふたつのドアは開けると階段になっていて,2階へ通じているんでしょうけれども。
 細長〜い部屋になっていたりしたらそれはそれでオモシロいですけれども住みづらいだろうなぁ。
 朝なんか,4人の住人がいっせいにドアを開けて出てくる光景を想像してみてもオモシロいところでありますね。


 こちらは「新年09物件」なんかにも出てきたおなじみのバス停であります。
 なんと,イスの数が激減していたんでした。格差是正の革命が起こって,ついに王国が崩壊したんでありましょうか。
 あるいはイス同士の抗争が勃発して,このイスだけが生き残ったんでありましょうか。イス・バトルロワイヤルとか。

 うしろのシャッターが下りてしまっているので,なにか変化があったのかもしれないでありますね。もうあの格差イスが見れないのかと思うと,ちょっと寂しいところではあります。


 こちらは,「たずねネコ」のハリガミであります。飼い主にとっては切実なところでありますね。

 ただ,ハリガミを貼るテープを黒にしてしまっているので,黒枠の写真になってなんだかネコの訃報を貼り出しているかのようにみえてしまうんでした。文面はまったく普通の「たずねネコ」なんですけれども。

 さらに,この電柱は葬祭場のすぐ前にあって「む。この葬祭場でネコの葬儀が営まれたりしているんであろうか?」と思ってしまうような位置なんでした。
 飼い主さん,ちょっと縁起悪いとか思わなかったんでありましょうか。そんなこと考える余裕もないほど一生懸命なのかもしれませんが。


 正月早々ちょっと縁起悪い感じの物件になってしまったので,最後は逆に赤枠であります。
 これはちょっとおめでたい感じになるわけでありますけれども,内容自体は「無断駐車は2万円いただきます」ということで実はおめでたくもなんともないんでした。
 2万円受け取るほうはおめでたいかもしれませんが。そうでもないか。

「日和山」は新潟市中央区・四ツ屋町1あたり。
「グダグダ屋根」は新潟市中央区・栄町1あたり。
「4連ドア」は新潟市中央区・祝町あたり。
「崩壊イス王国」は新潟市中央区・西湊町通1ノ町あたり。
「黒枠ネコ」は新潟市中央区・西湊町通1ノ町あたり。
「赤枠罰金」は新潟市中央区・笹口あたり。