センセとデート:第6章

第6章:ルアンの贈呈式


 喫茶店「ルアン」は,センセがよく使われるというお店。以前センセの掲示板に名前が出ていたこともあったので,私は外観のみチェック済み。中へはまだ入っていなかったので,センセと一緒に来ることができてうれしい。

 イトーヨーカドーからルアンへの移動の途中,センセは「まんがホーム10月号」を駅売店で購入。なぜかというと,この「ルアン」をまんがに出したばかりだったから。ルアンの人にプレゼントしようと思ったからだったのでした。
(まんがホーム10月号より)


 そして,「ルアン」到着。外にはパチンコ屋やらなんやらあって少しうるさいんだけど,店内は異空間のよう。上のコマにもあるように,落ち着いた感じでベリグウ。
 3人で「アイスウインナー」を頼む。やはりおすすめをおさえねば。このあと私はすぐ脇に貼ってあった「モカフロスティー」の写真を発見,いきなり撮影。これは「ご近所路上観察ファイル」の方で「モカ物件」になっております。センセ,いきなりで失礼しました。


ルアンでの話あれこれ

 ときおりセンセのまんがに登場する,「雑誌の表紙裏についてるヘンな広告」。「風水亀鰻財布」とか「彼女300人ゲット」とか。センセはああいうの,好きらしい。好きというか,面白がる。天野祐吉の「もっと面白い広告」とか読んだそうで,私もその手の本はたくさん持ってるのだ。共通点があって,うれしい。

 センセの仕事場,実は3畳くらいの狭い部屋なんだそうな。まぁ,私はまんがを描くという作業がどれだけのスペースがいるのか知らないけれども,狭いなぁ。私は極秘裏にセンセのお宅もチェックしてるけれども(ストーカーか?),おっきなうちなのに。
(まんがタイム10月号より)
むぅ。これは3畳間なのかぁ。



 そして,私が昨日古本屋で手に入れたセンセの単行本を見せると,サインしてくれるという。ペンはひろちゃんが持っていた。さすがだ。前にサインをもらったことはあるけれど,その時は郵送してもらった。今回は生サイン。これほどうれしいことがありましょうや。
センセの生サイン。うれしい。


   そして,4時半。センセは「あ,そろそろ帰らないと…」うむ。さすが主婦。今夜の献立は「トマトとナスのグラタン」なのだとか。あー。食べたい。いや,私はトマトちょっと苦手なのだけど。それでも食べたい。

 店を出るとき,先ほど買った「まんがホーム」を「ルアン」のマスターへ。マスターはちょっと忙しそうにしてたけど,笑顔で受け取り,うれしそうにしてくれたのでした。

 店を出ると,いよいよお別れ…。

終章:またいつか へ