センセとデート:第5章

第5章:ポッポのタコヤキに涙


 そして再び大森へ。明石焼きは今回は断念したけれども,せめてたこ焼きを口に入れなければ気がすまぬということで,大森のイトーヨーカドーへ行くことに。あそこであれば,必ずありつけるはず。これでありつけなかったらホントに悲惨だなどと話す3人を乗せ,京浜東北線は大森へ向かうのでした。


電車の中での話あれこれ

 中吊りの「ヤンマガ」の広告を見て,昔読んでたマンガの話など。私とひろちゃんはほぼ同年代だと思うのだけど(私がちょっと上?),センセはそれよりちょっとけっこう上。少年ジェット知ってるくらいだから。でも似たようなマンガ読んできてる。まぁ,それは当たり前か。

 南ひろこセンセはかわいいとか,大西哲也センセはかっこいいとか,森村あおいセンセは…とか。マンガ家さんというのはある種ベールに包まれた存在で,場合によってはファンの前に姿を現わせないということもあるわけだけど,今回なりゆきセンセに会ってもらえたというのは,ファンとして非常にうれしいことなのだ。関係ないけど,センセの自画像は似てると思う。


 いよいよ,大森着。4時間ぶりに戻ってきたのでした。もう3時に近い。たこ焼きに飢える我々は,駅のすぐ近くのイトーヨーカドーへ。今朝私が傘買ったところだ。さらに1階奥の「ポッポ」へ。スーパーなんかによくある,軽食を食べられるコーナー。新潟で言えばピーコックとかみかづきあたりか。
 思えば,「明石焼き」を食べようという話になったのは,私が以前なりゆきセンセの掲示板に書き込んだ「ポッポ焼き」が発端だったのだなぁ。それを考えると「ポッポ」という店名は,何か運命的なものを感じるのでした。

 もちろん「ポッポ」は休みではなく,営業中。タコヤキもしっかりある。焼いてるのも見える。ああ,いよいよ…。そこで我々は,タコヤキの他に「北海焼き」なるものも発見。食べることに。北海焼きはタコヤキのタコのかわりにホタテとコーンを入れたもの。タコヤキと北海焼き一皿ずつを,3人でたべることにしたのでした。
左:北海焼き 右:タコヤキ


 北海焼きもタコヤキも,できたて。いやー,待ってましたとばかりにとりあえずひとつ口にほうり込む私。が,できたてというのを甘く見ていた私は,その熱さに目をシロクロさせてしまったのでした。出すわけにもいかんし,涙が出る。センセが走って水を持ってきてくれる。ドモアリガトゴザイマシタ。

 そして,それからほとんど時間をおかずにセンセもパクリ。(えっ…,もう…?)
案の定,センセもこの表情。
私が今熱がってたばかりなのに…。
さらにひろちゃんも食べる。ひろちゃんって…。


 そんなこんなで,感動ではなく熱さのために涙を流しつつもなんとかたこ焼きを口に入れた我々は,魂の安らぎを求めて,喫茶店「ルアン」に向かったのでした。


ポッポでの話あれこれ

 熱さのため,忘れました。

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