運賃改定のお願

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご厚情を賜り厚く御礼申し上げます。
 さて、ご存知の通り、生コン輸送業者は輸送量の減少が続く上に、NOX・PM法改正が強化され、適合車両に入れ替えなければなりません。加えて、2009年より大阪府流入規制条例も重なって、大阪府で営業するためには適合車両でないと運行できません。使用期間が短くなる上に、この適合車両が高額ということもあって高負担を強いられています。
 さらに、軽油の異常な高騰です。軽油の暫定税率17円10銭も復活し、原油の取引価格が1バレル120ドルを突破するといった事態が進行しています。5月現在で、1リッター130円台となっています。軽油価格は国土交通省(以下、国交省)資料によると、10年前の平成10年には全国平均64円/?、3年前で89円/?、2年前で98円/?となっています。昨年12月、国土交通大臣と経済産業大臣は荷主団体である経団連等に軽油価格高騰下における緊急協力要請を行い、今年の3月には、国交省や公正取引委員会が軽油価格高騰に対処するための緊急措置を発表したところです。特に、運賃とは別だての燃料サーチャージ制度の導入を指導しています。
 そして、人件費の高騰です。この間の連年の生コン業界での賃上げ(本勤・日々雇用)があります。また、社会的責任を認識する私どもは、従業員に対する教育(ミキサー車乗務員学校)をはじめ、労働面における法令遵守義務も果たさなければなりません。
 私どもは、こうした状況を座視しているわけでなく、軽油の共同購入や内部での共同配車による実車率の向上等に取り組み、自助努力、コスト削減に励んでいます。しかし、事態ははるかに深刻であり、自助努力では限界に達していると言わざるをえません。

 そこで、お客様各位に、運賃改定をお願いするものです。私ども生コン輸送業者の通年の原価構成を比較して、車両コスト・燃料費・人件費等のコスト増が明らかです。この分の幾らかを補填願いたく、現行運賃から金8,000円の運賃アップをお願いするものです。同時に、健全な経営を脅かす「半日」利用も撤廃頂きますようお願いするものです。
以上、生コン輸送業者の窮状をご理解頂き、ご高配を賜ります様重ねてお願い申し上げます。

                                          敬具