ハイパワーロケットin

コスモス祭’97

ロケット教室の様子

コスモス祭りは、毎年コスモスの咲く頃、千葉ニュータウンで行われるお祭りです。このお祭りと同時に、5〜6年くらい前から近くにある東京電機大学で、ミニ大学祭が開かれています。学校を開放して、サイエンス教室を行ったり、ロケットを作って飛ばしたりしています。

今年は3種類のロケットを製作しました。ロケットというのは、子供でもカンタンに作れて、安全に打ち上げることのできる、「モデルロケット」です。この日は30組募集したところ、定員を大幅に上回る申し込みがありました。


ロケット製作の指導にあたっているのは、大学の教授、川瀬先生をはじめとした、ロケットクラブのメンバーです。お母さんが心配そうに見守っていますが、子どもたちそしておとうさんたちはドンドンロケットを完成させました。

モデルロケットの打ち上げ

ロケットが完成したら、早速グラウンドでの打ち上げ。初めて作ったロケットを、エンジンを変えて2回打ち上げしました。初心者はふつうA型という一番小さなパワーのエンジンを使いますが、この日はB/Cという強力なものが準備されていました。点火と同時に、シュッ!という大きな音を出して、ロケットは秋空に高く高く昇っていきます。そのスピードは猛烈で、慣れないと目に見えないくらい。

デモンストレーション

午後からは千葉モデルロケットクラブの会員など、モデルロケット愛好家たちによる、デモンストレーション打ち上げです。小さいモノ・大きいモノ・凄いパワーのもの・カラフルなもの・本物のようにそっくりにつくったもの・エンジンをたくさん取り付けたモノ・多段式にして燃え尽きたエンジンを次々と切り離して飛行するモノ・グライダーのように滑空するもの・大きくてカッコイイものなど。高く飛ぶものや、猛スピードで上昇するもの、ゆっくり上昇するもの。中にはビデオカメラから映像を送信するものなど、いろいろなロケットの大集合。右の写真は、超蚊(ウルトラモスキート)という名前です。アメリカ製のキットに、世界で一番小さなモデルロケット、「モスキート」というのがあります。これを同じデザインで、そのまま大きくしたのがコレ。キットのモスキートはミニミニエンジンで打ち上げをすると、一瞬の間に見えなくなります。大きなモスキートはよく見えていいですね。

ロケットが撮影、空中映像

電気工学が得意の石原さん。この日もモデルロケットの内部にVTRカメラを積み込み、そのまま打ち上げて地上に電波を送信する実験をしました。以前は白黒画面でしたが、今では画像もカラー。昨年は推進器の異常でうまく打ち上げることが出来ませんでした。そして今年は大成功。打ち上げ直後、確認のために見た画像から、フィールドの様子がしっかり写っていました。VTRが手に入ったら、QT動画で見られるようにしようと思っています。期待してね。(^^V

司会は未来のレポーター?

機体を準備していると、本部席から取材にちょこちょこやってくるこの美人?レポーター。この日参加のロケッティアは全員、可愛いインタビューのマイクを向けられて、ちょっと恥ずかしそうにしていました。このちっちゃな女性レポーター。じつはTBS×××アナウンサーの愛娘○○ちゃん。言葉がスラスラでて、とっても小学生とは思えない、見事な司会でした。将来はお父さんの後を次いで、女性レポーターかな? お父さんと代わる代わるマイクを握って、実況中継や、モデルロケットの解説、カウントダウンと大忙しでした。ヘルメットが良く似合っているよ。

おじさんキミのフアンなっちゃうからね。



石原さんの○○号

モデルロケッティアにはそれぞれ自分の好きな機体というのがあります。石原さんの場合は○○号。同じデザインで、ミニミニサイズから、この大きなサイズまで3種類の機体を作りました。これはD型エンジンを3本付ける、パワフル型。将来は直径100ミリとか200ミリの○○を作るのが夢です