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●魚のいる場所

どんなに技術があっても、魚がいなければしょうがありません。渓流釣りを始めたばかりの頃は、里の民家の裏や、用水路のようなところで釣っていたときもありました。たしかに大物が釣れることもあるのですが、基本的に「えち源」は源流部を目指しています。皆様のご期待に添えるよう、ここでは自分の足だけがたよりとなるようなフィールドについて説明します。

◆丹念にさぐれ

ここは釣れそうだ、というポイントだけ狙うのではなく、いろいろなところに竿を出しましょう。大物は意外なところにいることがあります。
無神経に沢を進んでいると、足元から魚が逃げてゆきます。「たいへんだ、釣り人が来たぞ!!」と魚語で注意をよびかけます。そうなっては、あきらめるより仕方ありません。
そこで、手前から丹念に探るようにしています。小さい魚を釣ったら、下流へ放します。そして、雑魚がいなくなったら、本命のポイントへチャレンジです。

◆険しい場所は釣れる

明らかに遡行が困難な場所は、釣り人も近付きません。魚にとっては楽園です。魚影も濃く、魚も警戒していません。険しいほど、釣りに入る価値があるのです。場所にもよりますが、懸垂下降が必要になる場合があります。この場合、ザイルワークが必要です。長い泳ぎが必要になったり、泊りがけになることもあります。くれぐれも事故には気をつけましょう
たかが魚釣りで命を落とすことは、本人にとっては本望かもしれませんが、バカバカしいです。扶養している家族がいる場合は、しっかりと保険に入っていたほうがいいかもしれません。

◆源流部で先行者がいたら

あからさまなポイントは、すべて荒らされています。どうしても、その渓で釣りたいのであれば、先行者が竿を出していないポイントだけを探るようにします。どんなに美味しそうなポイントがあっても釣れません。普段ならば、竿を出さないようなポイントだけ狙うようにします。
源流部に限らず、ほかの人が狙わないところだけを釣るのも、面白いと思います。

◆本当に魚止め?

魚止めの滝というものが存在します。滝つぼには大物がいます。絶好のポイントの場合があります。しかし、本当にその滝の上には魚がいないのでしょうか?ためしに、入ってみるとイワナがたくさんいることがあります。釣り人は魚止めの上には入りません。ですから、魚止めの滝があっても、その上まで竿を出すようにすると、きっと大物が釣れます。保証はできませんが、がんばって、滝を登りましょう。
もちろん、本当に魚がいないこともあります。

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