ザイルには太さがあります。本来の山岳登攀では、用途によって使い分けています。シングル用ロープ、ダブル用ロープ、ツインロープなどです。渓流釣りでザイルを使うのは、主に懸垂下降の場合です。太さも用途により違います。登山用だと11mmで50メートルくらいのものを使うようです。ザイルはかなり重量があります。世話人は9mmの30メートルのものを使っていますが、次はもう少し細めのものを使おうと思います。ザイルの寿命は2年から4年程度らしいです。薬品には弱いので、特にバッテリー液などがついたら即、新調しましょう。
ハーネスは体に装着して、ザイルで確保します。専用のものが1万円くらいから売られています。懸垂下降や、岩壁の登攀などには欠かせません。世話人は懸垂下降しかしないので、スリングという平たいロープを直径1メートルくらいの輪にしたもので代用しています。こちらの方が軽くて携帯に便利ですが、不安定ですので、登攀などはできません。
エイト環は、その名の通り8字形の金属製の環です。ザイルの制動(ブレーキ)に使います。ザイルを使う場合には欠かせないものです。
カラビナも欠かせません。懸垂下降だけでしたら、2つあれば十分です。開閉場所をロックできるタイプと、フリーのタイプがあります。命を預けるのですから、ロックできるタイプの利用をおすすめします。
ごめんなさい。世話人はハーケンや埋め込みボルトを使ったことがありません(所有はしてます)。どちらもホールドのない岩などに、ザイルやスリングを確保(固定)するためのクサビです。一般的にはボルトの方が強度があると言われています。こんど使ってみたら、レポートします。
スリングは時々使います。ロープを直径1メートルくらいの環にしたものです。立木に巻き付けます。そこに、カラビナなどをつかってザイルを確保します。2、3本用意しておいた方が便利です。
持っていませんが、使ってみたいと思っているものです。ナッツはハーケンなどとは違い、利用後に回収できます。ホールドに挟み込むようなかんじです。便利そうです。
もうひとつ使ってみたいのが登降機です。懸垂で降りた場所を、登りかえすのが楽になりそうです。
ザイルなどで、固定し、安全を確保することです。 | |
●ホールド、ステップ | 指や手でつかまることができる部分がホールド。足をかけることができる場所をステップです。これを見つけることができるかどうかで、遡行の難度が変わってきます。 |
●左岸 | 川の上流から下流をみて、左側の岸です。右岸は反対岸です。 |
●ヌンチャク | 熊と戦う時に...ではなくて、2つのカラビナを短いスリングでつなげたもののことです。 |
●パーティ | クリスマスや、誕生日にごちそうやケーキを食べる....ではなくて、グループのことです。3人パーティなどといいます。 |
●ルートファインディング | ルートを見つけることです。経験を積むしかないのですが、ルートファインディングの能力が、道具や装備よりも大切だと思います。 |
●トラバース | 横に移動することです。無意識に斜め上へ移動しがちです。そうすると、戻る時に苦労します。 |
●トップ、セカンド | 先頭の人をトップといい、続く人をセカンドといいます。 |
●F | 滝のことをFといいます。F1とかF5とかいいます。F5は入渓点から5番目の滝のことです。 |