PS版

PS版は PreSensitized Plateの略で、オフセット印刷で使われる版です。素材はアルミニウム合金が使われています。アルミになる前はジンク版といって亜鉛合金が使われていました。PS版表面には「砂目」処理が施されていて、親水性に富んでます。感光層は紫外線で露光し、非画線部を洗い流した後に、薄いガムの層を引いて版面を保護します。
PS版にはポジフィルム用のものと、ネガフィルム用のものがあります。
露光処理が終わったPS版をみると、親油性の画線部が正像で残っています。
一般的な耐刷枚数は10万枚程度ですが、インキの種類などによって大きく左右します。
おなじPS版でも、CTP用の版は「CTPプレート」などと呼ばれ、従来のPS版とは区別されています。

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