データベースの基本をまとめました。DTPとはまったく関係ないように思います。参考程度にしてください。

データベースといってもいろいろありますが、一般的なファイルシステムのもつ問題点を解決したデータ管理システムをデータベースといいます。
旧来のファイルシステムの問題点は

• データの冗長性が高い
  同じデータが複数のファイルに存在した。
• データの整合性が低い
  同じデータが複数のファイルに存在するため、更新もれなどが発生する。
• データの独立性が低い
  データがプログラムのファイルとして存在していたため、データ構造の変更が困難。

上記の問題点を解決したのがデータベースです。その特徴としては

• データの共有化・標準化を促進。
• プログラムからの独立性が向上。
• データの安全性の向上。

などがあげられます。

データベースはその構造により、リレーショナル型、階層型、ネットワーク型に分けられます。主流はリレーショナルデータベースで、データを表形式（テーブル）で管理します。

リレーショナルデータベースの基本処理には、選択、射影、結合があります。

• 選択：条件に合致する行（タプル）を抜き出す。
• 射影：条件に合致する列（アトリビュート）を抜き出す。
• 結合：複数の表をまとめてひとつにする。

データベースの管理を行うソフトウエアをDBMS（データベース管理システム）といい、おもな機能は以下のようになります。

• データベースを定義する機能
• データベース中のデータを効率よく操作する機能
• データベースの障害に対する機能
• データベースの機密保持の機能
• データベースにアクセスする言語の提供

またデータベースの論理構造の定義・記述のことを「スキーマ」といいます。