通信回線

これも、日進月歩の世界ですね。3年前まではADSLがこんなに急速に普及するとは思っても見ませんでした。ISDNってもう死語ですよね。
ちょっとだけ通信回線について調べてみました。

通信回線のインフラ(インフラストラクチャー:社会基盤)を提供しているのは電気通信事業者です。
実際の回線を保有する第一種電気通信事業者(NTTやKDDIなどがこれ)と、第一種電気通信事業者から回線設備を借りて、利用者に貸し出す第二種電気通信事業者(ISP:インターネットサービスプロバイダ)があります。
さらに、第二種通信事業は比較的大規模な特別第二種電気通信事業と、それ以外の一般第二種電気通信事業に分けられます。特別第二種電気通信事業には、国際間の通信を専用線によってサービスを提供する事業と、公専公接続により音声を伝送するサービスを提供する事業の2種類があります。それ以外の事業は一般第二種電気通信事業に区分されます。
第二種電気通信事業は総務省への届出や登録が必要となります。

ATM
基幹系のネットワークや、DTPでのリモートプルーフやワークフロー管理などに利用されるのが、広帯域ISDNであるATMと呼ばれるネットワーク伝送方式です。 ATMはAsynchronous Transfer Modeの頭文字で、「エーティーエム」と発音します。 ATMはデータをすべて53バイト(ヘッダ:5バイト+データ:48バイト)の「セル」とよばれる単位で転送されるので、セルリレー方式とよばれることもあります。 光ファイバやツイストペアケーブルなどを使用し、伝送速度は25Mbps、155Mbps(OC-3)、622Mbps(OC-12)があります。

DSL
電話線(銅のペア線)を利用した高速データ通信回線をxDSL(x Digital Subscriber Line)といいます。。光ファイバを全家庭に敷設するFTTH(Fiber To The Home)よりも手軽に、既存の電話回線を用いて、ISDNよりも高速なデータ伝送を実現する技術です。
DSLは、Digital Subscriber Line(ディジタル加入者回線)の略で、「x」の部分にはいろいろな文字が入ります。V(Very High-Bit Rate)は超高速、H(High-Bit-Rate)は高速、S(Symmetric)は、対称型のことを意味します。
A(Asymmetric)は非対称型のことで、ADSLは非対称型ディジタル加入者回線と訳されます。
電話局とユーザー間のメタリックケーブル(電話線)を用いて、エンドユーザーとプロバイダとの間で、データ通信を行います。下り方向の通信速度が、上り方向の通信速度よりも大きくなるように通信帯域が割り当てられています。

FTTH
インターネットサービスプロバイダとユーザー間を高速、広帯域で接続します。いわゆる光ファイバーのことです。電話局同士はすでに光ファイバー化されています。大企業などにも入ってます。一般家庭まで、あと数百メートルなのですが、コストが大きいためにADSLなどにとってかわられているのが現状です。NTTはBフレッツなどのサービスを開始しましたが、首都圏や政令指定都市くらいで、私の住んでいるような田舎はサービス提供が遅れそうです。

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