細い罫が消える

イラストレータなどで作成した細い罫線が、最終出力で消えてしまうことがあります。 カラープリンタではちゃんと出力されていたのに、イメージセッタやCTPではなぜか消えてしまう現象です。
じつは、これ、PostScriptの仕組みなんです。
PostScript(以下PS)対応のアプリケーションでは太さが0ポイントの線を指定できますが、プリンタのRIPでは「0ポイントの線」=「再現できる最細の線」という解釈をするようになっています。
ですから、何気なく0ポイントの線を作ってしまって、600dpiのカラープリンタで出力すると1/600inch=0.04mmの罫線がプリントアウトされます。これで、大丈夫だと思って2400dpiの最終出力機で出力すると1/2400inch=0.01mmの罫線になってしまい、事故になってしまいます。
線にはちゃんと設定をしておかないと危ないですね。

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