地元の人もたぶん知らない!?
ホントの佐渡の穴場教えます!
- 太陽の2度沈む島!?
- まずはここ佐渡ヶ島では太陽が1日に2度沈むということをご存じだろうか?加茂湖の湖面に映る夕日が山の向こうに沈んだ所でスタート。『ドンデン高原』へ車で向かうこと40分。なんと再び夕日が上ってきて、今度は海の向こうに沈んでいきます。しかもやがて暗くなるに従って下界の街の明かりが輝き始め、夜空には満天の星、星、星・・・。う〜んロマンチック!
ところで同じことを早朝ドンデン高原の山頂で日の出を見てから、車で外海府の方に下れば(お手元の佐渡の地図参照)、再び朝日が昇って来るってことだな・・・、やったことないけど。
- 加茂湖のカモメの大好物は?
- 両津港、佐渡汽船乗り場の近くの岸壁から加茂湖遊覧船『湖姫』が出ていることは結構知られていますが、この遊覧船からカモメの餌付けができるというのは以外と知られていません。船内で餌付け用の「かっぱえびせん」まで売ってます。雑食性なのか、その辺の酒のつまみなんか投げてもスーっと寄って来て空中でキャッチしていきます。ただし5月半ばから6月いっぱいにかけては繁殖期に入るのでダメ。あと相手は生き物なので、来ない日もあります・・・、まぁ自然とはそんなものです。
- たまには考古学しようョ!
- 二見半島の突端、『台ヶ鼻』。灯台もあり、真野湾に突き出た岬の上からの眺めは極めて良好。しかもここでは島内有数の台ヶ鼻古墳(7世紀頃)を間近に見られ、周りの海浜には製塩遺跡群がある。ふつう景観が良くこれだけの遺跡があれば、歴史公園などという名称で整備されて当たり前なのだけれど、地元ではまったく観光地扱いはされていない。だから道の整備はおろか、丁寧な看板表示などはまったくない。けれどもその分訪れる人もない訳で、穴場中の穴場である。一人潮騒を聞きながら、はるかな古代に想いを馳せてみるのもいいかも。
- トキ生息地跡供養塔
- 最後の一羽の日本の朱鷺も亡くなり久しい。トキの森公園には日本最後のトキ「キン」のはく製がかざられている。
ところで訳でかつての生息地の山の中に、地元有志によって建立されたトキの供養塔をご紹介。
正確には『トキ生息地跡供養塔』。場所は小佐渡山地の山の中。新穂ダムの上流、林道も途切れたその先の国府川のせせらぎの聞こえるほとりにある。滅多に人の訪れる場所ではないにもかかわらず、有志だけで立てたという塔はなかなか立派です。しかもその場所で実際にかつてトキが羽ばたいていたその場所だと思うとなかなか感慨深いものがあります。
ただしその供養塔は、新穂地区の人でさえよく知らないという穴場中の穴場。しかも道もない薄暗い山の中を歩かねば行けない場所なのでそれなりの準備と下調べが必要です。
- 佐渡の真ん中に立つ!
- 『佐渡のへそ(中心)』(大和地区)に立ってみませんか?・・・ここで言う「中心」とは、数学でいう面積重心のこと。佐渡ヶ島の地図から島の形を切り抜いて、指一本でそれが水平に釣り合うような点、というか場所のこと。佐渡のへそとなる金井町大和地区というのは両津から佐和田に向かう国道350号、通称本線と呼ばれる道のちょうど中間のあたりにある地域。そこの大和バス停より両所大神宮へ向かって脇道を90m入った地点が「へそ」。GPSかカーナビ付けてる人は、『北緯38°2′29″東経138°23′35″』を目指すべし。
ところでそこは一見ただの普通の田園風景の広がる何の変哲もない地域。しかしここには吉井四社と呼ばれる4つの社が「へそ」の周辺に位置する。一つの地区に4つも神社が集中するのは佐渡では珍しい。しかもそれぞれ奉られているのが、海上安全、農作物の豊饒、金北山(佐渡の最高峰)、武門の神々。佐渡の中心に海、山、大地そして争いの神々が集う。更にはその地点の真西に佐渡金山が、またそこからぴったり真北には古代製鉄を彷彿とさせるタダラ峰の名をもつドンデン高原が位置する。調べてみるとそれなりに意味ありげな土地なのである。
- 和木(両津市)の山中の滝はいい!
- 大佐渡山地を両津湾側から外海府側へと横断する未舗装の林道、石名・和木線の和木川上流にある『御滝』(両津市和木)。山越えの林道をかなり上まで行ってから更に山道を10分少々歩く。林道には小さな看板が出ているだけなので、見落とさないように。佐渡には珍しく、高さのある本格的な滝。滝壺のほとりには祠が建てられなかなか神々しい雰囲気。
林道の途中途中に切り残されて立っている巨木(樹種不明、勉強不足でゴメンナサイ)がなかなかでかくていい。砂利道を苦にしない人は行ってみよう。やっぱり紅葉の季節がおすすめかな。
HomePageへ