小ネタ物件50

小ネタ物件50


 さて,小ネタコーナーであります。物件としてはちょっとどうかな? と思うんだけれども,なんだか憎めないようなヤツらを集めてお送りします。本物件とどこが違うんだと思われるかもしれませんが,その辺は「なんとなく」なんでした。

 小ネタももう50回であるなぁ。月に1回くらいの頻度でやってたとしても,もう4年以上になるわけであるな。実際にはもう10年近くやってるわけだけれども。



 さて,おなじみの「止まれ」であります。通常はこの停止線上で止まればいいわけですけれども,ここではその停止線に達する前に強制的に止められてしまうんでした。

 なんだか「言うことをきかないと殴るぞ」という言葉の最中に殴られているような,「死んだら殺すぞ」と言われているような,ちゃんと切符を入れたのに自動改札機にバターンとやられてしまったような,そんな不条理さを感じてしまうわけでした。

 この「止まれ」は建物の敷地内駐車場出口に書かれているもので,門も通常は開かれていると思われるため,門に激突してしまう車もないハズではありますが。

 新潟市。




 ちょっと見えにくいですけれども,マンホールの蓋の一部であります。下の方,ひらがなで「なかじょう げすいどう」と書かれているんでした。

 これはもちろん「中条 下水道」であろうと思われるわけですけれども,全部ひらがなだとどこで区切られるのかなかなか確信がもてなかったりするんでした。

 この中には上水道も下水道も通っているという意味で「中上下水道」だろうかとか,中島くん専用の下水道であるところの「ナカジ用下水道」なんであろうかとか,考えてしまうわけでした。考えないか。

 中条町。




  どこにでもある「火の用心」のカンバンであります。懸命に防火活動を展開した成果でありましょうか,「火」が消えかかっております。
 その下の「の用」も消えかけていて,一番下に「心」のみが残っているんでした。

 これは「心残り」でありましょうか。「下心」でありましょうか。

 新潟市。




 こちらではどうやら何かのスクールをやっているようなんですけれども,その上の方が照明で隠れてしまっていて,一部見えなくなっているんでした。

 まぁ大体の形は把握できて,「タイヒンクスクール」らしいんでありますね。ただ,濁点が見えない。だから,「タイピングスクール」なのか「ダイビングスクール」なのか,ハッキリとしないんでした。

 就職の一助にしようとタイピングを習いにきた何の取柄もない暗い少女が,このスクールに間違って入ってしまったことによって真夏のリゾートでブレークしたりとか,絶対に会社員なんかにはならないと心に決めていたスポーツ少女が,このスクールに間違って入ってしまったことによって秘書になることを夢見るようになったりするとかいうことがあっても面白いかもしれませんが。

 あるいはひょっとするとここは,鯛を桃色に塗る技術を教える「タイピンクスクール」なのかもしれませんが。ひょっとしないか。

 新潟市。