宝ゴミ物件
宝ゴミ物件
さてこれが何であるかというと,ゴミ箱であります。宝くじ売場前の路上に置かれたゴミ箱。「宝くじ以外のゴミは捨てないで下さい!!」というのは,その設置場所から考えるに至極当然のことが書かれていると思われるわけなんでした。
ただ,それがなんとなく面白く感じられてしまうのは,「宝くじ」と「ゴミ」がイコールであるというところなんでありますね。
はずれてしまった宝くじは,ゴミである。ついさっきまでは「2億円になるかもしれない紙」であったものが,次の瞬間には「使えない紙屑」になってしまう,一瞬にして「夢」が「ゴミ」になってしまうという現実。
それを目の当たりにして,「ああ。世の中と言うのは無常のものであるなぁ」という感慨にふけらせてくれる物件なわけなんでした。
とはいえ私の場合は,そういう割り切りがなかなかできなかったりするんでした。つまりは,宝くじがはずれても,ゴミとして捨てるに忍びない。
私は宝くじマニアでは全然ないのだけれども,運試しのような感じで,ある時期から毎週ロト6を買っているんでした。毎週5口,1000円分。
それがもう何年か続いているもので,はずれクジがこのように束になっているわけでした。
この「ひょっとしたら2億円だったかもしれないけれども今はゴミである紙」はおよそ100枚強あって,体積的にそんなにジャマになるほどの量ではないのだけれども,これでおよそ10万円分であるかと思うと少し悲しくなったりするでありますね。10万円の紙くず。
それでもたまには小額が当たることもあるわけですけれども,今までに当たったのは4等が2回と5等(末等)が11回で計27300円。差引75000円ほどの損。
3等以上が一度どんと出れば黒字になるのだけどもなぁ…。などと考えると,いつまでも買い続けるハメになってしまうわけですが。
まぁ,宝くじというのは大勢が少しずつお金を出しあって少数の金持ちを作るという,元気玉みたいなシステムなわけだから,全員が黒字になるなどということはないわけだけれども。
私の場合,エクセルで簡単なマクロを組んでロト6の数字を選んでいるのだけれども,ついでなので毎回の当選番号なんかも記録していたりするんでした。それを研究して役立てられればいいんだけれども,研究しても当たるもんでもないだろうし。法則性なんていうのは,まずないのだろうなぁ。
でも,どういうわけか買う場所によって当たる確率が違うという感じもするんでありますね。
私の場合は路上歩きのついでに色々な場所で買うのだけれども,ジャスコ内(新潟,新潟東,白根,三条,村上など)で買って当たったためしがない。けっこうな回数買ってる気がするけれども。
それに対して,数えるほどしか行ってない五泉のキューピット前とか水原の清水フード駐車場とか中条のマックスバリュ前で買ったものは複数回当たってたりする。
一個人の買う場所が,数字選択式くじの当たり外れに影響のあるわけがないというのはわかってるのだけれども,なんか不思議。
ちなみに,これが過去102回分(第55〜186回)の当たり番号をプロットした表であります。何か特殊な形でも浮かび上がれば面白いけれども,私には読み取れない。
けっこう連続して出る番号があったり微妙な曲線を描いてたり斜線になったりすることが多いという感じもするのだけれども,それがランダムというものなのだろうなぁ。
この表から何かを読み取って2億円当たった人は,私に100万円くらいくれるように。
…。後半は路上観察でもなんでもなかったことをおわびいたします。
「ゴミ箱」は新潟市・上大川前通7あたり。
「束」は私の部屋の机の引出しの中に普段あり。