小ネタ物件39
小ネタ物件39
さて,小ネタコーナーであります。物件としてはちょっとどうかな? と思うんだけれども,なんだか憎めないようなヤツらを集めてお送りします。本物件とどこが違うんだと思われるかもしれませんが,その辺は「なんとなく」なんでした。
路上を歩くときはもちろん,お金もらう方の仕事をしているときも名刺サイズのデジカメを持ち歩いているのだけれども,これがけっこう重宝する。接写ができるとさらにいいのだけどもな。
今までにも何回か物件にしているものでありますけれども,お店の前なんかでよく見かけるノボリ(幟)であります。これが物件になるというのは,一部の文字のみが逆向きから読めてしまうことによって,妙な言葉ができてしまうからなんでありますね。以前の物件には「ぢるそば」とか「ひぢ」とかがあったんでした。
そんなわけで上の写真はおそらく「軍手」を売っているわけですけれども,「手」が左右反転して「毛」に見えてしまうわけなんでした。
軍毛。なんだか,戦場で倒れた男たちの胸毛あたりを集めてマフラーに仕立てたものなんかを想像してしまうわけですけれども,ちがうんでありましょうか。
白根市。
これも,上の「軍毛」と同じタイプ。ちょっと撮るタイミングが悪くて見えにくいですけれども,元はもちろん「さ,世代コータイ。」というやつでありますね。
これが裏側からは「ち,世代コータイ。」に見えると。これは,世代交代によって押し出されていく側のボヤキのようなんでした。
交代というからには入るものと出るものがいるわけで,それらは表裏一体であるということを教えてくれるノボリなんでありました。
新潟市。
「内科 布施医院」であります。ちょっと時期を逸してしまったような気もしますけれども,「(い)ないか ふせいーん」という,彼を探し回るアメリカ軍の呪詛の言葉のようなお医者さんなんでした。
もう何年かすると,この文章も何言ってるんだかわかんなくなるかもしれないけれども。
新発田市。
会社の車を運転中に,前を走っていたトラック。そのトラックの荷台には,トラックの運転席が横向きに載っていたんでした。
まぁ別にそれだけの話なわけですけれども,なんだかちょっとその光景がおかしく,変なものを見たような気がしたんでありました。もし,荷台の運転席でこのトラックを運転しているんだとしたら。なんてことを考えて。
横向きだと運転しづらいだろうな,とか。もはや荷台の使えないこのトラックはトラックとよべるんであろうか,とか。自分の首を自分で持っている,ブロッケン伯爵のようであるな,とか。
それにしても,別のトラックの運転席のみを荷台に載せて運ぶというのは,どういうシチュエーションなんでありましょうか。
新潟市。