黄旗物件

黄旗物件


 路上を歩いていると,通学路なんかではよく見られる黄色い旗。横断旗と言うんでありましょうか。その地域によってデザインも違ってたりして,面白かったりするんでした。

 でも,この横断旗がどれほど利用されてるのかはわからないでありますね。小学生でも2年生にもなればもう使わないような気がするし,1年生でも自ら旗を取って横断する子がいるのかどうか。
 まぁ,だからといって30過ぎのオヤジが一人で黄色い旗を持って道路を横断しているとしたら,それは「何かのギャグなのか?」と思ってしまうだろうけれども。

 ということで,上の写真。小学校近くの交差点で,電柱に横断旗が数本設置されているわけですけれども,妙に高い位置に置かれているんでした。私の胸くらいの高さにあったような気がするから,地上1.2メートルくらいの位置か。

 これは,メインユーザーであるところの小学1年生の手に届く高さなんでありましょうか。高学年くらいになれば楽に手が届くわけだから,イタズラ防止用ということでもないだろうし。

 この対岸の横断旗も同じ高さに設置されていたから,何か理由があるのだろうなぁ。
 実はハイテク機器で,近づく人の身長を自動的に感知して適切な高さに移動するとか。この時は私が近づいたからこの高さだったのかもしれない。まぁ,そんな大金をつかってまでつける機能では全然ないような気がするけれども。人がたくさんいたら大変だし。


 この交差点の場合はそういうハイテク(じゃないかもしれない)の「横断旗入れ」があるわけですけれども,専用の入れ物がない場合の旗の置き場所というのも,その場所その場所で変わっていて面白いでありますね。道端に置いた穴あきブロックに突っ込んであったりスーパーの袋を電柱にさげて入れてあったり手作りの箱がさげてあったり。


 そんなわけで,こちらは「横断旗入れ」のない交差点。入れ物はないんだけれども旗は欲しいということで,角の植え込みに2本横断旗を突き刺しているようなんでした。対岸にはなし。2本だけでやりくりするというのもなかなかタイヘンそうであります。

 いやでもこれはひょっとするとここは横断旗の畑であって,横断旗というのはこうして各地で栽培されているのかもしれない。写真の横断旗はもう黄色く色づいて文字も浮かび上がり,あとは収穫を待つだけであるとか。
 あまり知られていないけれども,新潟は横断旗作付面積第一位であったり…しないか。

「高所横断旗」は吉田町・東栄町あたり。
「植え横断旗」は新潟市・中山6あたり。