賀状物件

賀状物件


 この文章を書いているのは平成15年12月中旬でありまして,新潟ではちらちらと雪が舞ったり雨だったりという天気なんでした。

 この時期になると気になるのはタイヤ交換と年賀状でありますね。年内には済ませてしまわないといけないんだけれども,なかなか腰が上がらない。
 タイヤ交換はまぁ雪が積もるくらいになれば否応なしにしないといけないわけですが,年賀状はもういつまでも先延ばしにしてしまったりするでありますね。どちらも早く済ませてしまえば楽なんだけれども。

 で,物件の写真。さる文具屋さんのガラスドアに貼られたハリガミ。「年賀状には 徳川家康 ご注文承ります」とのことなんでした。

 むぅ。やはり年賀状と言えば徳川家康ですか。このあたりでは,お正月には徳川家康を贈るのが当たり前なのかもしれない。いや,ホントは私のいる地域だけが特別なんであって,「年賀状には 徳川家康」というのは全国的な常識だったりするんでありましょうか。
 その前に,徳川家康というのは注文を受けたらポンポン生産できるものなのかどうかわかりませんけれども。

 ということではもちろんなくて,これは年賀状の差出人のところに押すハンコを宣伝しているハリガミなんでありますね。たぶん。
 それが,あまりにも名前が自己主張しているものだから「徳川家康」を注文販売しているように思えてしまうんでした。思えてしまうのは私だけですか。そうですか。

 でも,元日のお昼前くらいに実際に徳川家康が配達されてきたらどうすればいいのやら。おもてなしするのも大変だろうし。しかも何十人も。配達する郵便屋さんもタイヘンだろうなぁ。

 このハリガミは毎年使いまわすのかもしれないけれども,今年は徳川家康じゃなくて豊臣秀吉にすればよかったかもしれないでありますね。来年はサル年だし。

「徳川家康」は新津市・本町3あたり。