閉じ込め物件

閉じ込め物件


 踏切手前に掲げられた注意書き。「○が 閉じ込められたら そのまま××してください」ということなんでした。これはもうよくあるタイプの物件ですけれども,大事な部分を赤で書いたら褪色して消えてしまったいうものでありますね。警報ランプも消えているし,車の色も赤だったのかもしれない。

 では消えてしまった文字は何であったのか。
 消えた最初の文字列の長さは1文字であるし,絵からしても,閉じ込められるのはおそらく「車」であると思われるんでした。確かに,車に乗っていて踏切に閉じ込められるというのは恐怖であります。

 それでは閉じ込められてしまったら,そのままどうすればいいのか。こちらは2文字。「直進」とか「前進」のような気もしますけれども,もっと冷たい言葉かもしれない。「そのまま観念してください」とか。「成仏してください」とか。

 しかし,この掲示は踏切の手前よりも,閉じ込められた内部から見える位置にするべきだと思うのだけども,いかがなものか。普通は命の危険があれば言われるまでもなく前進するとは思うけれども,パニックになるとどんな行動とるかわからないし。


 こちらは,上の写真と同じ踏切の,線路反対側に掲げられた注意書き。比較的新しくてきれいであります。状況も一目瞭然であって,わかりやすい。「区間狭し」「危険」「停止」の文字も簡潔で面白いでありますね。


 そして,踏切に近づくとこのように注意書きが3Dっぽくなるんでした。最近のカーナビみたいであります。いや私の車,カーナビついてないんですけども。欲しいなぁ。それはともかく。

 しかし,この方向から踏切に入ってこの状況に陥って閉じ込められた場合は,やはり「観念」するしかないようでありますね。なむー。

 神林村・九日市あたり。