黄金物件
黄金物件
柳都大橋のわきにある駐車場。かつてここにはオフィスのような建物があったんではないかと思われるわけですけれども,橋をつくるときに取り壊したんではないかと思われるんでした。
その名残が,このトイレ跡にしのばれるわけでありますね。手前の仕切りには和式便器が4つ。奥のほうにはおそらく洋式便器が2つ。出入り口の跡もふたつ分かれて残っていて,どちらかが男性用,どちらかが女性用だったのかもしれない。
その隣,「ヨビ」と書かれたスペースにも出入り口跡があって,ここもひとつの部屋だったようなんだけれども,部屋としてはやけに狭い感じ。給湯室あたりだったのか。
なんてことをつい考えてしまうわけですけれども,それにしてもこのトイレ跡,消し去ることはできなかったんでありましょうか。このままだと駐車スペースとしてはちょっと使いにくい気がするし。気にしない人は気にしないだろうけど,やはりこの上に駐車するのは,なんとなくちょっとイヤな感じ。
ひょっとしたら,取り壊すに取り壊せない事情があったのか。壊そうとすると花子さんのタタリがあったとか。
あるいはもっと直截的なことを考えれば,このトイレは汲み取り式であって,いまだにこの下には「黄金」が眠っているとか。壊そうとすると,「黄金」があふれてこの地域が黄金パニックになってしまうのかもしれない。
昼休みにご飯(特にカレー)を食べながら読んでいる方,ごめんなさい。
実は,そういう近寄りがたい雰囲気をこの場に作っておいて,この下にはホントの黄金が隠されているのかもしれない。どこかの会社や個人の隠し財産とか,膨大な黄金が。
まさしくキンカクシ。こんなオチの,ミニ独立国ブーム発端小説もあったな。
「トイレ跡」は新潟市・礎町通5あたり。