名人物件

　これは，さる食堂の入り口近くに貼ってある従業員募集ハリガミのようなんですけれども。
　むぅ。これはもうなんというか，素晴らしいでありますね。しりあがり寿とか，あの辺（という言い方は大変失礼であるけれども）を髣髴させる絵であります。なかなか描こうと思って描ける絵ではない，と思うのだけれどもどんなもんか。

　あまりにもウマい（のかどうかわからんけれども）から，どこかにお手本があってそれを模写しているのかもしれないけれども，そうだとしてもその絵を選ぶセンスというのが素晴らしいと，思ったりするわけでした。
　自分で描いたオリジナルだとしたら，埋もれた名人かもしれないでありますね。

　お店自体は，外見上ごく普通の，その辺にあるちょっと汚なめというかワビサビのあるというか，まぁそういう食堂なんですけどもね。中に入ってはみなかったけれども，あの絵を描ける人のお店であれば，中はすごくゴージャスだったりポップだったりするのかもしれない。
　そして，店員も実際にあんな感じの人で固められているのかもしれない。んー，入ってみればよかったか？

　こちらは某スーパーの屋外駐車場で行なわれているらしい「大陶器まつり」のカンバン。どうやら目玉は「人間国宝展示」ということらしいでありますね。

　これはやはり，人間国宝であり齢１０３歳を超えるところの陶器づくりの大名人，「第３７代柿谷楽衛門さん（適当）」がガラスケースに入れられて展示されているんでありましょうか。
　もう歳が歳だけに，布団に入って寝たきりの状態でガラスの中にいるのかもしれない。んー，なんてひどいイベントをやっているのか。
　いや意外と筋肉モリモリのマッスルじいさんで，ガラスの中でポーズとったりしてるのかもしれませんが。それもなんかイヤだけれども。

「従業員募集」は加茂市・赤谷あたり。
「人間国宝」は村上市・仲間町あたり。