まがり物件

まがり物件


「まがり薬局」であります。
 曲線を描く道路端にあるから「曲がり」なのか,自前の建物じゃないから「間借り」なのか,オーナーが実は正義の味方で「魔狩」さんなのか,とか色々考えていたのだけれども,あとから地図を見たらこの辺の地名が「曲新町」だったんでした。
 んー。ひねりがないなぁ。


 特におかしなところもないんですけれども。当たり前のことですが,道路に書かれた文字は,文字が横になるにつれて見かけ上の長さが長くなっていく(というか,本来の長さになる)わけでありますね。

 大昔に小学校のテレビ(扉を開くとスイッチがはいるやつ)で見たNHKの「安全教室」(だったか?)で,ハンドルおじさん(川久保潔)が「道路に書かれている文字は細長〜くなってるけど,これは車から見たときにちょうどいい長さに見えるんだよ」と言っていたのを思い出したわけなんでした。
 いやそれだけなんですけども。


 これは曲がってるわけじゃないですけども,傾いているんでした。電柱が。
 たくさん電線がつながってるみたいだけれども,大丈夫なんでありましょうか。
 いや本当は電柱が正しく地球の中心に向かって立っていて,まわりの家やら道路やらの方が傾いているのかもしれないけれども,こうなってしまうともう傾いているのは電柱の方になってしまうんでした。
 まぁ,私の写真のほうも,つられてちょっと傾いでるような気もしますが。相変わらずヘタであるなぁ。


 某幼稚園の門のあたりに立っている,天使だかなんだかの像。ラファエル幼稚園(あ。言っちゃった)だから,ラファエルさんか。
 重心の位置からして,なかなか普通の人間には出来ない姿勢で立ってるような気がするんでした。まぁ,だからこそ天使なのかもしれないけれども。羽根あるし,重力の制限というのはあんまり受けないのかもしれない。
 割と地味な奇跡ではありますが,逆にこういうものを見せられるほうがシブくてよろしいかもしれないんでした。
 中には,通の「奇跡を見せられる人」なんてのもいたりして,「んー。今回の奇跡は派手だけど中身がないな」とか「その奇跡は前にミカエルさんがやってたよ」とか言われたりするのかもしれないし。

「薬局」は長岡市・曲新町あたり。
「止まれ」は新津市・荻島3あたり。
「電柱」は新潟市・本間町2あたり。
「天使」は新潟市・花園2あたり。