行先物件
行先物件
車で初めて行く土地で頼りにするのが,こういった行先表示板(というのか?)でありますね。いや今はカーナビに頼るのかもしれないけれども,そんな余裕のないビンボ人にはこれが頼りだったりするんでした。
特に私は感覚的方向音痴の気があるので,道しるべは重要。車だと簡単に引き返せないし神経使うし。標識のない分岐点で選択した道は,8割くらいの確率でまちがってるし。
路上観察で歩く場合は,あえて迷子になったりできるから方向音痴てのは逆に便利なんだけれども。
で,写真の行先表示板。まぁ,特におかしなことが書いてあるわけではないしこの物件に限ったことではないのだけれども,ちょっと気になるのが,併記されてるローマ字なんでした。
おそらく外人さん向けなんだろうけど,「Kosenkyo」と書いてわかってもらえるのかどうか。
確かに,相当日本語が達者でないと「跨線橋」なんて漢字読めないかもしれないけれども,ローマ字にして読めればそれでいいというもんでもないような気がするわけなんでした。
固有名詞はともかく,一般名詞はねぇ。それでも,書いてないよりはいい…のか?
あるいは,私が無知なだけで,「Kosenkyo」てのは「Karaoke」みたいに世界の共通語なのか? それとも,この「跨線橋」というのはこの辺の地名なのか?
まぁ「羽生田」というのを読めない日本人も多いかもしれないし,「跨線橋」を読めないという人もいるのかもしれないから,これは日本人向けのローマ字だったりするのかもしれない。しかし,だとしたら「バイパス」も「baipasu」と書いてあるべきではあるまいか。なんかかっちょわるいけども。
それと,カタコトの日本語しかできない人がこの道を通って三条へ行く場合に,「Sanjo Kamo」というのを見て「三条かも? そんな曖昧な!」と怒ったりすることはないんでありましょうか。
ないわな。いやしかし絶対無いとは…。
こちらは,右へ行くと新潟,左へ行くと会津若松なわけですけれども,まっすぐ行くと「西」なんでした。確かに,地図で見るとこの地点からは西の方角にあたる。でもいきなり方角をでかでかと表示されましても…。
ということで,これはもちろん「西」という地名なわけなんでした。これでローマ字が「West」になってたら笑うけれども。
しかし,ここから見れば「西」は西の方角だろうけど,違うところから見れば東だったり南だったり北だったりするのだよなぁ。
道に迷った人が「西はどっちですか?」と住人に聞いて,「西なら東の方だぁ」なんて言われて激怒したりしないんでありましょうか。
「西へ向かうぞニンニキニキニキニン♪」の三蔵法師はここを目指したんでありましょうか。目指さんってば。
上は田上町・羽生田あたり。
下は津川町・きりん橋あたり。