罪と罰物件
罪と罰物件
「犬のふん おことわり」と大書されたすみに,小さく「バッキン10万円」と書かれているんでした。
なんとなくカワイイ。カワイイんだけれども,なんというか「本気」も感じさせる。もう,払うまでニコニコ笑顔でつきまとわれそうな感じ。笑顔作ってるんだけど,目が笑ってないような。
こちらは「犬の大小便おことわり バッキントルぞ」。上の物件とはまったく違う場所なんだけれども,なんだかシンクロしております。
このふたつのカンバン書いたのが親子だったりしたら面白いんだけれども。しかも,幼いころ生き別れになった親子。お互いに顔もわからないんだけど,このカンバンを鑑定した結果親子であることが判明したりとか。判明しないか。
まぁ,このふたつが似てるような気がするのは,やはり「バッキン」とカタカナで書いてるからでありますね。何かの効果を狙ったのか,子どもにもわかりやすいようにか,字がわからなかったのか。
確かに「じゃあ書いてみろ」と言われたときにすぐには出てこない字ではあるかもしれない。
書こうとするとこんな風になっちゃって。
「罪」と「罰」ってのは字も似てるし意味も似たようなひとつのグループに入ってるし。とっさに書こうとするとどっちがどっちかわかんなくなりやすい字のひとつでありますね。
いや,このハリガミ書いた人はあえて「罪金」と書いたのかもしれませんが。なんとなく,「罰の金」よりも「罪の金」の方が重いような感じするし。
罰は与えられたらそれで終わっちゃうけど,罪はもう一生背負っていかなければならないようなね,感じがするんでした。
ぜんっぜん関係ないけれども,私はこの作文作業をMSP明朝・10ポイントで行なっているわけでした。それで見ると,「罪」っていう字はなんかケムンパスみたいだ。
いやホントにぜんっぜん関係なくてごめん。
上は新発田市・中曽根町2あたり。
中は新潟市・窪田町2あたり。
下は新潟市・古町通12あたり。