天まで物件

天まで物件


 この手の巻き看板というのは通常電柱に巻くものなわけですけれども,このカンバンは,生きた大木に巻かれているんでした。
 電柱に巻いた場合は巻かれた場所からはほとんど動かないのだろうけれども,生きている木に巻いた場合はどうか。木の成長につれてどんどん上へ昇っていったりするんではあるまいか。

 この写真を見ると,もうけっこう上の方へ行ってしまってるんではないかという気がするですね。
 このカンバンがいつ巻かれたもので木の成長速度というのがどのくらいのものなのかわからないし,目立つように最初から上の方に巻かれたものなのかもしれないけれども。

 このまま何千年か経つと,雲の上に美容室のカンバンが顔を出すようになったり…しないか。


 こちらは一応何のヘンテツもないカーブミラーなわけですけれども,脇にある「↑注意」は,何に注意すればよろしいのか。
 通常は矢印がミラーを指しているんだけれども,これは何もない虚空を指しているようなんでした。空から恐怖の大王が降ってくるのか? 古い。

 だいたい,この位置ではドライバーからというか正面からは見えないでありますね。
 はたして上には注意すべき何があるのか,降ってくるまでわからないんでした。
 上の街灯が殺人光線を出すとかいうのもイヤだな。

 上は巻町・漆山あたり。
 下は巻町・赤鏥あたり。