消滅物件
消滅物件
国道7号線の新発田あたりを走っていると,どうしても目に入ってしまうカンバンというか何と言うか,でありますね。下越地方在住の車を運転する人ならば,たいがいは見ているんではないかと思われるんでした。
そして,「こんなになりたいかネ」の「こんな」とは,どんななんであろうかと考えて注意力が散漫になったことがあるんではないかと,思われるわけなんでした。それは路上観察者だけか?
おそらくは,交通事故の恐ろしさを訴えるような何か,車の残骸とかがこの上に置いてあったのではないかと思うのだけれども,どうなんだろう。
あるいは最初から何も置いてなくて,「事故によってあなたの存在と言うのは無に帰するのだ」と訴えているのか。塵一つすら残さず,消え去ってしまう自分。それはちょっとコワいかもしれない。
または,私の見る角度からは見えないけれども,上に骨壷がひとつのってるとか。位牌が置いてあるとか。ああ,なんかイヤだ。
それとも,普通の人にはわからないんだけど,この上にはたくさんオバケがのってるとか。霊能者の人にしかわからないかもしれないけども。
はたまた,時間限定なのかもしれない。私は見たことないけれども,特定の時間にここへ行くと,「昨日事故を起こした人」がパンツいっちょで上に立たされて,さらし者になってたりするのかも。冬場は大変そうであるなぁ。
…なんてことを考えながら車を運転していると,追突してしまってパンツいっちょで立たされてしまうかもしれないので,みなさん気を付けましょう。
新発田市・中田町1あたり。