定り物件

定り物件


 今までにも何度も書いてきたことだけれども,私は路上に出るときに神社をチェックポイントにしているわけなんでした。つまり,街を歩くときにはとりあえず神社から神社へ移動し,その道すがら物件を見つけたりするわけでありますね。で,神社ではこま犬を見たり鳥居を見たりして「神社空間」を楽しんだりするわけなんでした。

 上の写真は,さる神社の拝殿前。階段のところになにやら注意書きが置かれているようなんでした。はい拡大。

神社使用の定(きま)り
 一.神社境内をよごさない
 二.拝殿へ上る時は履きものをぬいであがる
 三.マナーを守って楽しく使いましょう
 四.公共物を大切にしましましょう
 氏子総代

 ということなんでした。

 まぁ,「定り」と書いて「きまり」と読むのかどうかはともかく,なんとなくひっかかるのは,神社というのは我々が「使用」するものなのかということでありますね。
 神社というのが「神様の居場所」あるいは「神様が降りてくる場所」であるとすると,使用するのは神様なわけだから,これは神様に対して「使用方法」を説いているのか。んー,ここの神様,きっと気難しくてマナーが悪いのだなぁ。いやそんなこと言ってるとバチが当たってしまうので言いませんけれども。

 まぁ,これはもちろん言うまでもなく我々人間のマナーについて書かれているわけでありますね。境内はよごしちゃいけないし,拝殿には靴を脱いであがらないといけない。そしてマナーを守って楽しく…んー,楽しく使わないといかんのか。深刻な顔して願い事してたりしちゃいけないのだな。柏手もパタリロのように「ぱぱんがぱん」と打たないといけないと。

 いやこれももちろんそうではなくて,多くの神社に見られるようにここも小さな公園のようになっており,その遊具などをケンカせずに楽しく使いましょうということだと思われるんでした。それは,最後の「公共物を大切にしましましょう」という項目にもつながるわけでありますね。

 …しましましょう? これは何でありましょうか。ラブラブショーの仲間か(古い)? あるいは「しましまする」という単語があって,それは「失恋を期に会社を辞めて雑貨屋を始め,従業員と隣の店の店長との間で三角関係におちいる」という意味であり,そういう人生を送りましょうということなのか? …ごく一部にしかわからんネタで申し訳ない。

 それにしても,うじこ・ふさよさん,達筆でありますね。…ちがうか。

 岩室村・和納あたり。