キケン物件
キケン物件
「アッ!!あぶない あいさつは心が広がるあいことば」ということなんですけれども,前半部分と後半部分のつながりのなさは一体どうしたもんでありましょうか。
いやまぁ,もちろんこれは前半と後半は別物として考えないといけないわけで,実際車で走ってると,上の「アッ!!あぶない」しか目には入らないわけなんですけれども。
そうすると,後半部分は歩行者用なんでありますね。でも歩行者はやっぱり両方読むわけで,なんだか首をひねってしまうんでした。こんなもん読んでるのは路上観察者だけかもしれませんが。
それとも,この辺では「アッ!!あぶない」が普通のあいさつなのか。
朝起きると「アッ!!あぶない」。ごはん食べる前に「アッ!!あぶない」。食べ終わっても「アッ!!あぶない」。クラスメートや同僚に会うたび「アッ!!あぶない」。うちに帰って「アッ!!あぶない」。寝るときに「アッ!!あぶない」。
んー。これで心が広がるのか?
これはまぁ,もはや定番でありましょうか。ラリラリの子どもがその辺を歩いてるみたいでありますね。いつ襲われるかわからない。田んぼの中から飛び出してくるのかもしれない。
しかし,カタカナで「アブナイ」と書くことによって,ひらがなや漢字で書くよりもそういう「アブナイ」感が深まるわけで,日本語表記と言うのはビミョーなもんであります。
これはどうなんでありましょうか。「あぶない」という言葉の意味がわからない人のために,「これは即ち『キケン』」という意味である」と書き添えてあるんであるのか。
んー。「危険!(あぶない)」ならまだわかるんだけれども。
それとも「あぶない!(棄権)」か。
「ここでタスキが途切れるのはみんなも辛いが,このまま走ったらお前の選手生命が終わってしまう。それで仲間が喜ぶとでも思っているのか!」
という箱根駅伝あたりのドラマを暗示しているんでありましょうか。
いやここは箱根でもなんでもないんですが。
上は田上町・羽生田あたり。
中は下田村・笹岡あたり。
下は下田村・桑切あたり。