かおり物件

かおり物件


 津川町の,とある酒屋さん。いやまぁ,これはもちろんあえてそういう歪んだ読み方をしようとしているわけですけれども,「地酒は出っ歯の香」とはいかがなもんかと,思ってしまうわけなんでした。

 いやだなぁ,出っ歯のかおり。どんなにおいがするのやら。出っ歯とそうでない歯というのは,かおりが異なるのかどうかとういのもナゾであります。長時間外気に触れることによってにおい成分が変わってくるというのは,考えられるかもしれないけれども。

 ということで,これはもちろんホントは「はでっぱの香」という地酒を売っているわけなんでした。まぁ「はでっぱ」なんていう言葉は知らない人がほとんどでしょうけれども。私も知らないし。
 そこでちょっと「はでっぱ」で検索をかけてみたら,すぐにこのお酒のページがヒットしたんでした。なるほど。はさ木のことね。津川の方ではそう言うと。はさ木というのもわからんという都会の人は,さらに検索してみましょう。

 酒好きの人なら買って帰るんだろうけど,私は酒飲まんしな。多分おいしいお酒なんだろうなぁ。…とフォロー。


 おまけ。津川と言うと,狐の嫁入りと麒麟山。先の「はでっぱの香」も,麒麟山酒造のカラミ。そんなわけで,おみやげ屋さんには「きつね火餅」とか「きりんようかん」とか売ってたりするんでした。
 んー。地名を知ってればなんの疑問もないんだけど,子どもが「きりんようかん」というのを読んだときにどんなのを想像するか。黄色と黒のブチブチ模様のようかんだと思ったりするんではあるまいか。
 あ,実際そうかもしれないなぁ。栗羊羹みたいなもんか。今度津川行ったら買ってみよう…かな。


 もひとつおまけ。さらに津川というと,「姿三四郎」のモデルとなった西郷四郎の出身地であるということなんでした。で,「西郷四郎の講演会」というのが催されるようなのだけれども,なんだか西郷四郎がまだ生きていて講演会をするみたいでありますね。

 すべて津川町。
 それぞれの詳しい地名は…ごめん。忘れた。原町とか下町とか…そのあたり。