伊藤さん物件

伊藤さん物件


 さる公園の片隅に置かれている,なんらかの物体。何かの標識あるいはその使い古しの類であろうということで,路上観察者といえどもさほど気にとめることもなく脇を通り過ぎようとしたわけなんでした。
 ところが,通り過ぎようとしたその視界の端のほうに衝撃的な文字を認め,足を止めてしまったわけなんでした。はい拡大。

 んー,これはどうなんでしょう。「ハゲイトウ」だなんて。いくら伊藤さんの髪が不自由だからと言っても,そんな呼び方はないのではないかと。まぁそんな風に呼ばれてもニコニコしている温厚な人もいるでしょうけれども,たいがいの人は怒ってしまいそうであります。でも,開き直りが大切なのか?

 いやまぁこれはもちろん,後に続く「コスモス・ヒガンバナ…」を見てもわかるように,植物の名前であるところの「葉鶏頭」であろうとは思われるんですけれども。
 しかし,植物の名前に詳しくない人間が「ハゲイトウ」という文字を見れば,どうしても「禿げ伊藤」が最初に変換候補になるのではあるまいかと推察されるんでした。

 それに加えて,この物体が「ハゲアタマの後頭部」を連想させる形であるということも誤解を生じさせる一因でありますね。
 さらに,私の場合は最近顔を洗ってると「洗う部分が妙に広くなってきている」と自覚し始めたところでもあったので,敏感に反応してしまったのかもしれないんでした。あああああ。

 新潟市・牡丹山1あたり。