ブランク物件

ブランク物件


 この「まれ」な物件は,「まれ」でありながらも割とポピュラーというかスタンダードなものでありますね。このページでも以前一回はとりあげてるはずなのだけど,やはり歩いてると目を引くものなんでした。
 よくある「まれ」は,「止」が道路の磨耗によって消えてたり工事の都合なのかアスファルトで埋められてたりするんだけれども,写真の物件はさらに鉄板で覆われていて,隠されてるような雰囲気があるんでした。ひょっとすると,隠されてるのは「止」ではなくて,とんでもない別の文字だったのかもしれないでありますね。

 日本人はルールを守る国民でありますから,道路に書かれていることには従ってしまうかもしれない。「静まれ」とか「だまれ」と書かれていたらこの辺は無音地帯になるだろうし,「集まれ」と書かれていたらもうこの辺の住民が全員集合してしまうかもしれない。

 「埋まれ」だと道路に穴掘って首だけ出してるかもしれないし,「染まれ」だとボディーペインティングを始めるかもしれないし「こまれ」だと頭を抱えそうだし「せまれ」だとセクハラ地帯になりそうだし「はまれ」だとオタク地帯になりそうだし「なまれ」だとお国言葉大会になってしまうかもしれないんでした。
 ならんか。


 こちらはたぶん全国的に見られるラーメン屋さんだと思われるのだけれども,ホントにそうか。「どさん」と「娘」の間が開きすぎてないか。
 なにか障害物があって離さざるを得ない状況ならわかるんだけど,この場合そういう状況ではないようだし。パッチもんなのか? クレームがついたら「やだなぁ。ここに空白があるじゃないですか」と言い逃れるのか?
 確かに,データ処理する場合に空白文字のあるなしは大きな違いではありますが。さらに「うちは全角のスペースです」とか「うちは半角です」とか「うちはユニコードです」とか言い出すのか。なんのことやら。

 それとも,かつてこの「どさん」と「娘」の間には文字があって,それが落ちてしまったのか。
 2文字分だな…。どさん○○娘…。んー。思いつかん。
 宿題。空白に文字を入れて,気の利いた名前を考えましょう。頭に文字がついても可。

「まれ」は栃尾市・本町あたり。
「どさん」は吉田町・吉田あたり。